武道の歴史を知る上でも貴重な歴史的建造物
左京区聖護院、平安神宮の北西側に立地する地元民にとってはなじみ深い施設『京都市武道センター』があります。昔から武道系の大会の会場になっていた場所で、体育大会の会場になっていて、高校生の頃何度か訪れたことのあり、柔道大会の見学に来たことがあります。今にして思うと、とても趣きのある建物だったことを思い出し、久々に懐かしく思いやってきました。他、個人的に参加した合気道の体験教室の会場がここで、利用したことあり(笑)
敷地内には日本で最古の演武場である「旧武徳殿」をはじめ、「本館(主競技場・補助競技場)」「弓道場」「相撲場」を備え、武道の総合施設となっています。
入口には駐車ゲートがあり、車での来館者も多く、わりと行き来されていました。
そして、敷地内で中心的存在となるこちらの重厚な木造建築。正面入り口には唐破風屋根やその装飾に歴史を感じる建物。
こちらの『旧武徳殿』は日本最古で今も現役で使用される木造建築の武道館。明治32年に平安遷都1100年記念事業の一環として、平安神宮の大極殿を模して建設された建物。
大正13年にはこの場所に大日本武道専門学校が開校し、日本の武道の中心的殿堂に。それを伝える石碑もあります。
戦後の一時期、アメリカ駐留軍に接収されていましたが、昭和26年に返還され京都市の所有となり、京都市警察学校を開設するなど幾多の変遷あり。
明治期の大規模木造建築、しかも日本の武道史における貴重な歴史的建造物ということで、昭和58年には京都市の有形文化財に指定。平成8年には国の重要文化財にも指定され、今も武道の殿堂として活用されています。
戦後の一時期、アメリカ駐留軍に接収されていましたが、昭和26年に返還され京都市の所有となり、京都市警察学校を開設するなど幾多の変遷あり。
明治期の大規模木造建築、しかも日本の武道史における貴重な歴史的建造物ということで、昭和58年には京都市の有形文化財に指定。平成8年には国の重要文化財にも指定され、今も武道の殿堂として活用されています。
そして、こちらは表玄関の反対側。外観から見ると、建物の中央部分が2階建てのような構造になっていますが、ちょうど吹き抜けのような構造になっていて、昔の湯屋のように通気性をよくするような、そんな内装だったと記憶しています。
現代では通常武道大会というと、体育館のような近代的な場所で開催されることが多いと思いますが、以前ここで開催された柔道大会においては、建物の歴史ある重厚感が選手たちのモチベーションを上げ、会場全体が白熱する大会だったと記憶しています。武道を志す先人たちの魂も宿るような、そんな威風堂々とした建物。他の歴史的建造物とは違う趣きを感じる、貴重な武道館ですね。
現代では通常武道大会というと、体育館のような近代的な場所で開催されることが多いと思いますが、以前ここで開催された柔道大会においては、建物の歴史ある重厚感が選手たちのモチベーションを上げ、会場全体が白熱する大会だったと記憶しています。武道を志す先人たちの魂も宿るような、そんな威風堂々とした建物。他の歴史的建造物とは違う趣きを感じる、貴重な武道館ですね。
詳細情報
名称:京都市武道センター
場所:京都市左京区聖護院円頓美町46−2
電話:075‐751‐1255
公式サイト:https://www.kyoto-sports.or.jp/facilities/detail.php?id=15
場所:京都市左京区聖護院円頓美町46−2
電話:075‐751‐1255
公式サイト:https://www.kyoto-sports.or.jp/facilities/detail.php?id=15