南禅寺最奥にある知られざるパワースポット
南禅寺のシンボル的存在でもある三門。
歌舞伎狂言「桜門五三桐」で、大盗賊石川五右衛門が満開の桜を眺めながらの放った一言「絶景かな絶景かな~」はあまりにも有名。京都三大門の一つ。
歌舞伎狂言「桜門五三桐」で、大盗賊石川五右衛門が満開の桜を眺めながらの放った一言「絶景かな絶景かな~」はあまりにも有名。京都三大門の一つ。
最近ではインスタ映えする建造物として人気の水路閣。
南禅寺境内を通る琵琶湖疏水の分線の水路橋で明治時代に完成。レンガ造りの景観と南禅寺の歴史ある木造建築が混在し、不思議な景観をつくる場所でもあり。
で、ここまではよくある南禅寺観光なんですが。
南禅寺境内を通る琵琶湖疏水の分線の水路橋で明治時代に完成。レンガ造りの景観と南禅寺の歴史ある木造建築が混在し、不思議な景観をつくる場所でもあり。
で、ここまではよくある南禅寺観光なんですが。
その水路閣をくぐり、山手に向かうとお寺があります。
ちょうど水路閣の上部。疎水が流れている場所。
その向かい側にある南禅寺塔頭・最勝院高徳庵。じつはしょっちゅう参拝しているはずの南禅寺なんですが、今回初訪。
とても静かであまり知られていないため参拝客も少なめ。
創建、変遷の詳細は定かではありませんが、鎌倉時代、天台密教の駒道智大僧正がこの地に隠棲したことが始まり。このあたり一帯は「神仙佳境」と呼ばれ、駒道智大僧正の霊地として知られていました。
創建、変遷の詳細は定かではありませんが、鎌倉時代、天台密教の駒道智大僧正がこの地に隠棲したことが始まり。このあたり一帯は「神仙佳境」と呼ばれ、駒道智大僧正の霊地として知られていました。
摂政関白九条道家の子に生まれ、幼くして比叡山で仏道修行の道に入り、天台密教を極めた人物。鎌倉時代末期にこの下に離宮を構えた亀山天皇は僧正を土地の鎮守として祀られ、後に離宮改め南禅寺を創建。明治時代末期まで、最勝院は現在の南禅寺社務所の場所にありましたが、大正時代この地に移り今に至ります。
本堂には駒道智大僧正が祀られています。
本堂には駒道智大僧正が祀られています。
さらに山道へと続く、奥の院・駒ヶ滝へ。
山道といっても石段が整備され、お寺の方が朝から参道をキレイに掃き清められていました。
さらに行くと、それまでとは違い、古そうな石段。
石段を登りつめると、奥ノ院が。
さらに橋を渡り、石段が続きます。
すると、一筋の滝と簡易的な脱衣所らしきものが。こちらが駒ヶ滝。
どうやら、ここで瀧行もされるみたいですね。滝には不動明王も祀られていました。
かつて、僧正が秘密の法力により白馬にまたがり生身を天空に隠した場所であったことから、以来この駒ヶ滝にちなみ「駒大僧正」と呼ばれるように。なので、この滝がパワースポットと言われています。
かつて、僧正が秘密の法力により白馬にまたがり生身を天空に隠した場所であったことから、以来この駒ヶ滝にちなみ「駒大僧正」と呼ばれるように。なので、この滝がパワースポットと言われています。
さらに石段を上ると、大きな岩室があり、中には大日如来と厳島弁財天などが祀られ、不思議な霊力やパワーが湧くのが実感できる場所。
普段知る南禅寺とは全く趣きの違う最勝院・奥ノ院。そして、穴場紅葉スポットでもあるそうです。また紅葉シーズンにやってきたいと思います。
ヨ~イヤサ~♪
普段知る南禅寺とは全く趣きの違う最勝院・奥ノ院。そして、穴場紅葉スポットでもあるそうです。また紅葉シーズンにやってきたいと思います。
ヨ~イヤサ~♪
最勝院 への口コミ
南禅寺奥の院から〜
— manico (@hani_mani_) July 5, 2019
最勝院へ…ヨイショ、ヨイショ🐾🐾
小鳥のさえずりが聞こえてきますよー何より癒されるBGMだわ。#朝さんぽ #フレンチブルドッグ #朝活 #フレブル #京都 #南禅寺 #南禅寺奥の院 #犬と山 #鼻ぺちゃ #おはよう pic.twitter.com/hAdv5gJcB8
詳細情報
住所:京都市左京区南禅寺福地町86−2
電話番号:075-771-1891
拝観料:無料
電話番号:075-771-1891
拝観料:無料
四季折々の風景が楽しめ、自然の中から季節の移ろいをいち早く感じることができる場所。京都屈指の観光スポットとしても人気。
正応4年(1291年)、亀山法皇創建の日本最初の勅願禅寺。勅願寺というのは時の天皇・上皇により国家鎮護・皇室繁栄などを祈願して創建された祈願寺のこと。日本の禅寺の中で、最も格式高いお寺。