【京都ぶらり】洛中の通り名にもなる有名寺院の起源跡!浄土真宗ゆかりの地「佛光寺旧跡」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は山科区東野にある史跡。現在下京区にあり、洛中通り名にもなっている有名寺院の起源となる草庵跡。

目次

洛中通り名にもなっている『佛光寺』の旧跡

山科区東野エリア。地下鉄東野駅から南へ。外環状線の西側に走る、醍醐へ続く街道。ポツポツと古い家屋や銭湯もあり、街道らしい名残りも感じられる場所。

その銭湯の向かいあたり。ブロック塀に囲まれ、中は月極駐車場になっていますが。

その駐車場の脇に、かなり大きな石碑があります。桜の木ですかね。鬱蒼とした木の葉で覆われていますが。

石碑には『佛光寺舊(旧)址』と書かれています。じつはここ、下京区にあり京都の通り名『仏光寺通』の由来となるお寺・佛光寺の起源となった場所と言われています。

創建の詳細は不明ながら、鎌倉時代、浄土真宗の宗祖・親鸞聖人がこの地に草庵を結び、当初、真宗開闢の根本道場を意味して寺号を「興隆正法寺」とし、7代目中興了源上人の時代、後醍醐天皇の勅命により「阿弥陀佛光寺」の寺号に。

その後、寺基は山科の地から今比叡汁谷(現在の京都国立博物館周辺)へ移転。その後、豊臣秀吉の命により現在地に移転。

洛中通り名にもなってる佛光寺ゆえに、元々洛外のこの地にあったとは意外な歴史。この周辺には浄土真宗のお寺が数多くあり、かつてその拠点であったことがうかがい知れるエリア。そんな視点で散策すると、面白い発見がありますね。

基本情報

名称:佛光寺旧跡
場所:京都市山科区東野百拍子町35