四季のスイーツと特別な時間が味わえる、西陣の小さな菓子店『お菓子 つくる』

京都・西陣にある「お菓子 つくる」は、季節ごとに変わるデザートを楽しめるカウンターのみのお菓子店。店内中央のオープンキッチンでは、朝ごはんやおやつができあがる様子を間近で眺めることができ、特別感のある時間を過ごせます♡

目次

京都・西陣、路地に佇む京町家

地下鉄鞍馬口駅から徒歩約12分。西陣の落ち着いた街並みに溶け込むように、「お菓子 つくる」はひっそりと佇んでいます。
京町家をリノベーションした建物は、初めてでもどこか懐かしさを感じさせる雰囲気。

店内はオープンキッチンを囲むように席が配置され、朝ごはんやおやつが仕上がっていく様子を間近で眺めることができます。オープンキッチンって待ってる時間も楽しいものに変わりまよね。
ご夫婦が選んだインテリアや器がさりげなく空間に溶け込み、静かで心地よい特別な時間を演出してます。

私が訪れたときのデザートはりんごとさつまいもでした(12月12日からは生姜のデザートに変更されてます)
デザートを選ぶとドリンクもセットになっていて、デザートの前とデザートの時だとミニサイズで2杯、デザートの時のみだと普通サイズ1杯選ぶことができます。

ゆっくり味わいたい、西陣の季節のデザート

ドリンクは普通サイズが1杯かミニサイズが2杯選べるとのことでしたので、私はミニサイズ2つをお願いしました。少し歩いて到着したので、すっきりしたくてまずは土佐のゆずドリンクを、メインデザートのときは紅茶をお願いしました。

メインデザートの前のデザートがこちら。ブロッコリーと新生姜をと湯葉を使った一皿。
お野菜をデザートとしていただいたのはじめてでしたが、ブロッコリーの青々しさとやさしい旨み、湯葉のなめらかな口当たり、生姜のほのかな辛味が重なり合い、味わいはとても静かで上品。甘さはなくてもしっかりとデザートでした♡

さて、メインのデザートの登場です。
りんごのスイーツにするか、さつまいもか悩ましいころでしたが、私が選んだのはさつまいもを主役にしたイートンメス♡ ゆっくりと時間をかけて焼かれた紅はるかの焼き芋や、ほうじ茶のメレンゲ、加賀棒茶のソースにりんごソルベなど盛りだくさん♡

紅はるかの焼き芋は自然な甘みがしっかりと引き出されていて、ひと口ごとにほっとする味わい。そこに軽やかなほうじ茶のメレンゲが加わり、食感にリズムを生み出しています♡ メレンゲって見た目はサクッとしたクッキーのようなのに、歯を入れると軽くほどけて、口の中ですっと溶けていくかんじがたまらなくおいしいですよね。

加賀棒茶の香ばしいソースと、生クリームのまろやかさ、りんごミルクソルベのやさしい酸味が重なり合い、さつまいもの甘さを引き立ててくれます。温かな焼き芋とひんやりとしたミルクソルベの相性もばっちり!!

仕上げに散らされたマカデミアナッツのコクがアクセントに、最後までずっと美味しいが続く一皿。あたたかさ、ひんやりさ、なめらかさ、やわらかさなど、いろんな食感や味わいを楽しめる、とても豊かなデザートでした♡

デザートの最後はりんごチップス。
パリッとした食感と、ぎゅっと凝縮された酸味で、最後をきれいに締めくくってくれました♫

ひとつひとつを丁寧に味わう時間そのものがごちそうになる。カウンター越しにお菓子が生まれる様子を眺めながら、季節の移ろいを感じられる特別なおやつ時間を過ごしてみませんか?

アクセス情報

店名:お菓子 つくる
住所:京都市上京区瑞光院前町36-2
営業時間:
朝ごはんと喫茶の週 9時半〜15時半
おやつの週 10時〜15時半
定休日:月、火+不定休
備考:完全予約制(インスタグラムに予約のリンクがあります)
支払いは現金のみ
https://www.instagram.com/okashi_tsukuru_kyoto/?hl=ja