平安時代創建の歴史ある神社
境内はそれほど広くはなく、木立の中鬱蒼とした雰囲気にも包まれています。
平安時代、天台宗開祖・最澄が座禅のために霊窟を探していると猿田彦大神が現れこの地を指し示し、最澄が座禅石の傍らに猿田彦大神を祀ったことが神社の始まりとされています。元々太秦安井松本町にあり、多くの修験道者が滝行で身を清めた霊場だったと言われています。さらに鎌倉時代、嵯峨天皇の行幸の際猿田彦が道案内を務めたことから、勅命をうけ社殿が建立されたと言われています。
平安時代、天台宗開祖・最澄が座禅のために霊窟を探していると猿田彦大神が現れこの地を指し示し、最澄が座禅石の傍らに猿田彦大神を祀ったことが神社の始まりとされています。元々太秦安井松本町にあり、多くの修験道者が滝行で身を清めた霊場だったと言われています。さらに鎌倉時代、嵯峨天皇の行幸の際猿田彦が道案内を務めたことから、勅命をうけ社殿が建立されたと言われています。
拝殿の屋根の下には雲か波にでも乗っているような木彫りの猿がいたり、見ざる言わざる聞かざるの三猿像がいくつも飾ってあります。そして、こんな白い猿の画が飾られていたり。普段は非公開とされている等身大の「白猿木彫像」だそうです。
境内にはかなりの高さの楠が数本あり、そのうちの一つは「庚申楠」と呼ばれ樹齢は700年超とか。もしかしたら三条通の道標や一里塚的役割も担っていたのかもしれません。
本殿。ご祭神は猿田彦大神が祀られ、「人生開運」「事業開運」に御利益がある神と言われています。さらに、お伊勢参りの道中の安全祈願にも。
撮影は控えましたが、本殿にはまるで生きているかのような表情で鎮座する木造の庚申猿もあります。
撮影は控えましたが、本殿にはまるで生きているかのような表情で鎮座する木造の庚申猿もあります。
本殿の南隣にある「大国主神社」。縁結びに御利益があります。
年に六日ある縁日、庚申の日の中でも初庚申の日には「護摩焚き神事」が行われ、多くの参拝者で賑わいます。京都三庚申の中でも庚申信仰が深く残っている神社。現在では、縁日の日以外は神社の方は常駐しておらず、西院春日神社で御守り等を授与をされています。ご参考に。
詳細情報
名称:猿田彦神社
場所:京都市右京区山ノ内荒木町3
電話:075‐802‐4359
公式サイト:http://www.kasuga.or.jp/link/%E5%B1%B1%E3%83%8E%E5%86%85-%E7%8C%BF%E7%94%B0%E5%BD%A6%E7%A5%9E%E7%A4%BE/
場所:京都市右京区山ノ内荒木町3
電話:075‐802‐4359
公式サイト:http://www.kasuga.or.jp/link/%E5%B1%B1%E3%83%8E%E5%86%85-%E7%8C%BF%E7%94%B0%E5%BD%A6%E7%A5%9E%E7%A4%BE/
別名「山之内庚申」とも呼ばれ、京洛三庚申の一つ。ちなみに、京都の三庚申といえば「八坂庚申堂」・「猿田彦神社」・「粟田口庚申堂(尊勝院)」で、その一つがここになります。平安時代創建で、庚申信仰発祥の地とも言われています。