2019年9月5日 更新

【京都お寺めぐり】弘法大師の作『寅薬師』で親しまれるお寺!にぎわう新京極商店街で健康祈願☆「北亀山 西光寺」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回はいつも賑やかな新京極商店街にあるお寺。ご本尊である通称・寅薬師は弘法大師作。健康祈願でお参りへ。

にぎやかな繁華街にひっそりと立地する『寅薬師』

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新京極商店街。いつも賑わう繁華街。その蛸薬師通り手前。
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すぐ近くには蛸薬師という地名の由来ともなる蛸薬師堂がありますが、こちらは『寅薬師』。お薬師さんにもいろいろ種類があるようです(笑)

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西光寺。現在では阿弥陀如来をご本尊とする浄土宗の寺院ですが、初めは天台宗、後に真言宗を経て浄土宗に。その昔境内に薬師堂(御倉堂)を構え、薬師如来像を安置。京都十二薬師霊場にも数えられるお寺。

こんな細い路地の奥にあります。
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創建年代は不祥ながら、一説には約900年前とも言われています。弘安年間(1278~1288)後宇多天皇から下賜され、『寅薬師』と称した薬師如来を安置するため、御倉堂を建立したのが始まり。

『寅薬師』の名前の由来は、弘法大師が一刀三礼し刻んだもので、寅の日・寅の刻に完成した事から、その名がついたとされる。
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さらに奥へ。一番どんつきには墓地が。
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本堂はこちらから靴を脱いで入ります。
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自由参拝というわけではなく、呼び鈴を押すとお寺の方が出て来られ、丁寧に対応してくださいます。

中は撮影禁止でしたが、正面には御本尊の阿弥陀如来、部屋の左面には寅薬師と十二神将、本尊の右側には清帯寺から預かった腹帯地蔵が祀られています。

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お寺で頂いた資料の中に1780年の都名所図会の中央に虎薬師、その手前に清帯寺、一言堂があります。

この後、天明の大火、禁門の変で焼失。直後に仮堂宇として再建。
同じく、西光寺前にあった清帯寺も度重なる火災にて廃寺となり、西光寺に吸収され、ご本尊であった腹帯地蔵も当寺で安置し、現在に至る。
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こちらが当時清帯寺にあった腹帯地蔵。大火で焼失し、現在安置されているのは小さな胎内仏。
御朱印もあります。

健康祈願や安産祈願の方はお詣りを。

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基本情報

住所:京都市中京区新京極通蛸薬師上ル中筋町495-1
電話番号:075-211-1938
拝観時間:10:00~16:30
拝観料:無料
関連サイト:http://www.shinkyogoku.or.jp/jisha/saikouji.html
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