2020年10月14日 更新

10月14日から世界遺産・二条城に金魚舞う「アートアクアリウム城」スタート

はるか昔から観賞魚として人の目を楽しませてきた金魚と現代アートが融合した水族アート「アートアクアリウム」。世界が注目する人気のアートですが、屋外で開催されるのは京都・二条城のみ!圧倒の美しさです。

世界遺産・二条城×金魚×アート

 (193646)

世界遺産二条城を舞台にした水族アート「アートアクアリウム城〜京都・金魚の舞〜が、10月14日からスタートします。二条城でのアートアクアリウムの開催は3年ぶり。開場は17時から。

入場はすべて日時指定のチケット制。当日会場販売もありますが、空きがなければ待つことになるので、事前購入がベストですね。

展示アートの一部をご紹介

作品名 「花魁」

 (193661)

入ってすぐに大きな金魚鉢。高さ2.4m、最大直径2mの金魚鉢の中におよそ1000匹の金魚が乱れ泳ぎます。ヒーリング音楽のような、宗教音楽のような幻想的な音色が城内に響き渡り、神秘的な気分に満たされていきます。

作品名:新江戸金魚飾

 (193647)

順路に沿って歩くと、左手に見える「新江戸金魚鉢」。江戸時代、ブームを起こすほど愛された金魚を横から見るために木枠の水槽を作られていたそうで、江戸時代の金魚の愛で方を再現したアート。
 (193648)

ライティングの色が変化する中、ショータイムのようにそれぞれの美しさを見せつけてくる金魚たち。この展示、一匹一匹の金魚の様子がよく見えて好きです。

作品名:金魚品評

 (193649)

通路に沿っていくつも並べられる「金魚品評」の背の低い水槽。金魚の品評会での“上見”の見方で金魚を鑑賞できる展示です。横からパシャりとするのは邪道ですね。

作品名:ボンボリウム

 (193654)

アップすぎてわかりにくいですが、1つの水槽に一匹の金魚を泳がせた水槽を雪洞にみたてた「ボンボリウム」。水槽越しにほかの「ボンボリ」やお城の建物や木々が写りこみ幻想的です。

作品名 「大奥 御殿スペシャル」

 (193652)

本展覧会の見どころのひとつ「大奥 御殿スペシャル」。金魚たちを大奥で美を美を競いあう女性にみたてた空想をかきたてる作品。
 (193653)

怪しげな照明に浮かび上がる、金魚の舞い。

作品名 「セキテイリウム」※2020年新作

 (193650)

こちらが2020年の新作「セキテイリウム」。透明のキューブから絶えず水が注ぎ込まれているにも関わらず、キューブの中はずっと水に満ち溢れている不思議な作品。

作品名:「超花魁」

 (193651)

入城して最初に驚かされた「花魁」をさらに巨大化させた「超花魁」。国宝・二の丸御殿のすぐ前に設置され存在感を放ちます。作品全体の最大直径は5.6m、高さは3.5mとアートアクアリウム史上最大の作品です。「超花魁」が七色の光で変化するのに合わせるように、二の丸御殿の屋根から壁面にかけてのライトアップも色を変え、そのコラボレーションが幻想的。

作品名 「ロータスリウム」

 (193656)

蓮の花をモチーフにした「ロータスリウム」は、西日本に初登場の巨大金魚鉢シリーズ3作(あとの2つは大奥御殿スペシャル、超花魁)のうちの1つ。

二の丸御殿前の大きな展示をさらに奥に進んだ場所にあります。

作品名 「九谷金魚品評」

 (193658)

「超花魁」「ロータスリウム」など大型展示に目を奪われがちですが、小作品も素敵です。こちらは「九谷金魚品評」。先ほどもお伝えしたとおり、金魚を品評するときの正しい鑑賞法は上から。こちらは九谷焼の伝統技法で描かれた金魚の絵を横から、金魚を上から鑑賞します。

作品名 「大政奉還金魚大屏風」

 (193662)

フィナーレは、二条城の史実を象徴する「大政奉還金魚大屏風」。プロジェクションマッピングと水槽と泳ぐ金魚が一体となった幅5.4mの超大型作品です。
 (193664)

どの水槽も水が絶えず循環して、美しく、生き生きとした金魚で溢れていました。
スタッフの女性のひとりにちらっと聞くと、金魚のお世話をする係と水槽の清掃をする係に分かれて、生体の管理には細心の注意をはかっているとのこと。大変そうです…。そのような陰の努力に支えられつつ、美しく演出されたアートアクアリウムの世界、なかなか見応えがありました。秒で景色を変える様子は、カメラ女子ならずとも撮影したくなりますねー。写真好きの人はぜひぜひ訪れてみては?
 (193665)

(追加情報)和紙、カレンダー、「京東都」の刺繍ワッペン、マスクなど金魚グッズもいろいろ販売されています。

アートアクアリウム城〜京都・金魚の舞〜の基本情報

展覧会名:アートアクアリウム城〜京都・金魚の舞〜
開催期間:2020年10月14日(水)~12月7日(月)
開催時間:17時~22時(最終入場21時30分)
場所:二条城 二の丸御殿中庭・台所前庭
料金:
〇日時指定ファストパス付き入場券(公式サイトでの事前販売のみ)
3000 円/4才~小学生2000円
※3才以下は無料
〇日時指定入場券(公式サイトでの事前販売,当日会場販売あり)
【平 日】中学生以上1500円/4才~小学生1000円
【土日祝】中学生以上1600円/4才~小学生1100円
公式HP:https://artaquarium.jp/
30 件

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

こにこに こにこに