2022年3月10日 更新

【京都の梅】天神さんが華やかに賑わう季節の到来「北野天満宮」【花めぐり】

寒い冬から、少しずつ春が訪れています。北野天満宮では、今年梅苑が「花の庭」として開苑。花の庭も境内も現在見頃のようです。撮影時は見頃手前でしたが、境内中心に紹介します(3月上旬撮影)

少しずつ春へと近づいています「北野天満宮」

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北野天満宮は947年に創建、全国の天神社・天満宮の総本社です。
学問の神様として広く知られていてますが、梅の名所としても人気で、この季節の境内も賑わいがあります。
今回は境内(無料ゾーン)中心の紹介です。現在は開花が進んでいると思うので、散策の参考になれば幸いです。
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楼門です。年末に奉掲されていたジャンボ絵馬は取り外されていました。
「文道大祖 風月本主」と書かれた扁額は、菅原道真公を称えた言葉だそうです。
北野天満宮梅苑「花の庭」

北野天満宮梅苑「花の庭」

【梅苑 花の庭 公開詳細】
期 間 :1月28日(金)~3月下旬(開花状況により閉苑日が決定)
受付時間:9:00~16:00(閉苑)
受付終了:15:40
【梅苑ライトアップ詳細】
期 間 :2月25日(金)~3月13日(日)の、金・土・日曜日
受付時間:日没~20:00(閉苑)
受付終了:19:40
【入苑料】
大人(中学生以上):1000円 小人(小学生):500円
※茶菓子付き
※社会状況により、開苑期間や開苑時間を変更する場合あり。
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3月上旬、梅苑は見頃手前でしたが、現在は見頃のようです。
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3月上旬の梅苑『花の庭』の様子です。梅苑外から撮影。
北野天満宮の梅苑が、本年より『雪月花の三庭苑』のひとつ、『花の庭』として新たに再興したそうです。『雪月花の三庭苑』とは、江戸時代の歌人 松永貞徳が作庭したと伝わり、妙満寺の「雪の庭」、清水寺の「月の庭」と明治以降現存しなかった「花の庭」が再興されました。
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絵馬所付近です。梅苑の入り口となっています。
こちらの絵馬所は江戸時代中期に建てられたもので、京都市指定有形文化財に指定されています。
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こちらの紅梅は早咲きで、毎年カメラマンに人気です。
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絵馬所に掲げられた三十六歌仙と共に写真に収める方が多く、人気のアングルになっています。
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楼門をくぐると、華やかな花手水が出迎えてくれます。コロナ禍以来、すっかり定着した花手水です。
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華やかな花で飾られていますが、毎回天神さんの梅にちなんだデザインが盛り込まれています。
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手水舎の近くの、赤目の牛周辺の梅がかなり咲いていました。
この赤目牛、なぜ目が赤いか?ですが、主人である菅原道真を瞬きもせずに待っていたことが原因で、赤くなったという言い伝えがあるそうです。
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宝物殿前にちょっとした梅林があります。例年であれば、一斉に咲いている印象ですが、開花している木と、ちらほら咲いている木があり、寒さの影響を受けているように見えました。梅の木と木の間に灯籠があり、より和を感じることができる空間です。
個人的には、こちらの周辺でメジロを見かけることが多いです。この日も梅ジロー(梅にとまるメジロ)を見かけました。
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本殿前の中門三光門です。「星欠けの三光門」とも呼ばれています。
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三光門のそばに白梅があり、扁額の「天満宮」と一緒に撮ってみました。
こちらも人気のアングルで、三光門と記念撮影する人と、このアングルを撮りたい人など、門の周りは人が集まっていました。
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少し引いた風景も素敵です。
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国宝の社殿。1607年に造営、本殿や拝殿などを連結した日本最古の八棟造だそうです。
受験生の合格祈願の賑わいは落ち着き、ちらほらお礼参りへ来られている方もおられたかも?
社殿向かって左の「飛梅」はつぼみが膨らんでいましたが、花は咲いていませんでした。
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絵馬かけ所のそばの白梅です。
こちらは早くから咲いている印象なので、早咲きなのかもしれません。
たくさんの鳥居と白梅の風景が楽しめます。
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本殿北側の地主神社横の雲龍梅です。
毎年年末から咲いていて、早くから楽しめますが、今年に限っては、三が日直後に拝観した時には咲いておらず、寒さのせいかずいぶんと開花が遅かったです。
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枝ぶりが龍の体のようにうねった姿形をしているので、雲龍梅というそうです。
枝ぶりはワイルドですが、花は可憐で可愛らしいです。
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今回は北野天満宮の梅が咲く風景を、境内中心に紹介しました。
近くへ行かれた際には立ち寄られてはいかがでしょうか?

北野天満宮 on YouTube

早咲きの梅が中心ですが、散策の参考になれば幸いです。良かったらご覧ください。

スポット情報

名称:北野天満宮  きたのてんまんぐう 
所在地:京都市上京区馬喰町
電話番号:075-461-0005
関連ページ:http://www.kitanotenmangu.or.jp/
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