【京都和菓子】丹波栗産地の工場直売所☆大粒栗の銘菓『栗阿彌』は渋皮丸ごと美味「若菜屋」

おおきに~豆はなどす☆今回は京都府亀岡市、中京区の中心に本店構える有名和菓子店の工場直営店。栗菓子で定評のあるお店で、特に代表銘菓『栗阿彌』は渋皮付きの大粒栗をゴロンと丸ごと使った野趣あふれる逸品。

目次

丹波栗の産地に立地する栗和菓子名店の工場直営店

京都府亀岡市。秋の味覚の宝庫で、特に和菓子に使用される小豆や糯米、黒豆、さらにこの時期に欠かせない大粒丹波栗の産地として知られる場所。

そんなこともあり、この界隈には京都の名だたる和菓子店の工場も集中し、他、食品関連の工場の多いエリア。

そんな場所に、油小路御池通り沿いに本店構えるある昭和2年創業の和菓子店『若菜屋』工場直営店があります。この日は法事用に秋らしいお菓子を求めてやってきました。さらに、個人的に昔よく実家でこちらの銘菓『栗阿彌(りつあみ)』を頂く機会があり、久々に食べてみたい、と。

元々先代が丹波地方出身であったことから、特産品・丹波栗にちなんだ和菓子を提供したのがはじまりのようで、栗を使用した和菓子が中心になっています。

広々とした店内には栗を中心とした和菓子が種類豊富に並び、さらに進物用も。

さらに、季節限定焼き栗きんとん、栗まんじゅうなど秋らしいものばかり。

こちらも季節限定の栗おはぎ。

さらに新栗を使った11月2日の十三夜(栗名月)限定菓子「月夜の栗」は予約受付中。

栗以外にさつまいもを使った和菓子も。

さらに洋菓子もあります。

京都では比較的珍しい栗のみ使用の栗羊羹。他、抹茶羊羹もあります。

で、今回のお目当てはこちら代表銘菓『栗阿彌』。昔はこんな個包装タイプではなく、箱にゴロゴロ並んでましたよね、と店員さんとお話しながら(笑)渋皮付き&無しタイプがあり。

ですが、ネットで調べていた際、これよりももっと厳選した大粒国産栗を使用した『栗宝珠』を発見し、今回はそれをいただくことに。栗宝珠は本店とここ工場直営店しか取り扱っていないようで、この時店頭にも並んでおらず、工場から品出し直販に。

ということで、品出しに少し時間がかかるということで、待っている間、店内でお茶とお菓子を頂きました。ほっこり。

で、お供え用はこちら。まあ、後日お下がりをお裾分けでいただくとして(笑)

それとは別に、自分用の試食用としてばら売り分の栗宝珠と京栗羊羹を購入。

まずは栗宝珠。要は栗阿彌の厳選国産大粒栗バージョン。

栗菓子も世の中にいろいろあるわけですが、こんな具合に渋皮付きの大粒栗が丸ごとお菓子になっていて、和製マロングラッセというか、栗の甘納豆版とも言えるか。

表面カリカリで中は栗の柔らかねっとりの食感。栗本来の複雑な味わい、渋皮の風味であったり実の旨味やコクであったり滋味深さであったり。そんないろんな味わいが重層する、ある意味贅沢なお菓子。そうそう、こんな味やったなぁ~と(笑)

そして、京栗羊羹。こういった栗100%羊羹、他でも食べたことがありますが、甘さ控えめで栗の風味がわりと残っているのが印象的。小豆ベースの栗羊羹とはまた違う美味しさ。

秋の和菓子の演出として、栗を使用したものは数々ありますが、こんな野趣あふれる渋皮付きのお菓子は栗の美味しさに精通したお店ならではとも言えたり。特に秋にふさわしい和菓子ですね。ヨ~イヤサ~♪

詳細情報

店名:若菜屋本家 亀岡店 工場併設店
場所:京都府亀岡市大井町並河3丁目28−1
電話:0771‐24‐8040
営業時間:9:00~18:00
定休日:不定休
公式サイト:http://www.wakanaya.jp/