【京都】大河『光る君へ』で藤原道長と覇権を争う三条天皇の御陵を金閣寺エリアで発見!

NHK大河ドラマ『光る君へ』で、ついに表舞台に登場した三条天皇。その御陵は金閣寺のすぐ近くにあります。そんなところに御陵があるのか?と思われる方の為に、改めてご紹介しようと行ってきましたので、その様子をご報告いたします。

目次

金閣寺のすぐ近く!三条天皇の御陵「北山陵」

NHK大河ドラマ『光る君へ』で俳優・木村達成さんが好演する三条天皇。
ドラマの中で三条天皇は非常にしたたかで、藤原道長のライバルとして早くも熾烈な主導権争いを繰り広げています。

そんな三条天皇の実際はどうだったかというと、まず三条天皇は冷泉天皇の第二皇子で、母は藤原道長の姉・藤原超子で、つまり三条天皇は藤原道長の甥にあたります。

在位は1011~1016年と5年ほどですが、次期天皇となる「東宮」の立場で実に25年を過ごし、自らが即位した暁には、治世において思い描いていた理想が少なからずあったことと思われます。
表舞台に登場するまで非常に長い間を過ごし、だからこそ天皇になると血気盛んに道長と渡り合ったのかもしれません。

三条天皇の御陵「北山陵」への道順

そんな三条天皇の御陵「北山陵(きたやまのみささぎ)」は、金閣寺のすぐ近くにあります。

連日、多くの観光客で賑わう金閣寺ですが、御陵をみかけたという方は少ないのではないでしょうか?
俄かに信じられないかもしれませんが、本当にすぐ近くにあるのでご紹介します。

こちらが金閣寺の正面口ですが、金閣寺を左手に見つつ、さらに北上します。

次々と観光客が金閣寺に吸い込まれていく中、流れに逆行するように北へ向かいます。

金閣寺を過ぎて北へ向かうと、そこには大型バスなどの大駐車場の入り口があります。

そんな駐車場をさらに過ぎると、あたりはすぐに閑静な住宅地になります。

因みに左前方に見えるのは左大文字山です。

金閣寺の入り口から一本道を真っ直ぐ進むと、不意に開けた場所に行き当たります。

一見すると、公園のようですが、実はここが三条天皇の御陵「北山陵」なのです。

真っ直ぐの一本道が長く思われるかもしれませんが、距離にして300メートル余りなので、徒歩5分足らずで到着することができます。

住宅地にある珍しい御陵

「北山陵(きたやまのみささぎ)」は円丘形式の御陵です。

御陵は丘というよりは緑地といった感じで、その為、ここが御陵だと一見でわからず、気づかない方が多いのかもしれません。

しかし、ここはれっきとした三条天皇の御陵で、ドラマ『光る君へ』の盛り上がりと共に、参拝に訪れる人が増える事でしょう。

因みに御陵の西は左大文字山で、大の字をはっきりと眺めることができます。

三条天皇の御陵「北山陵」を訪れた後は金閣寺エリアの散策も可能です。
逆もまた然りで、金閣寺エリアを訪れた後に「北山陵」を参拝することもおすすめです。

ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか?

アクセス

<三条天皇 北山陵>
 ◇所在地
  〒603-8456 京都府京都市北区衣笠西尊上院町
  tel.075-541-2331
 ◇電車
  ・嵐電:北野白梅町駅より 徒歩25分
  ・京都市地下鉄:北大路駅より 徒歩40分
 ◇バス
  ・京都市バス:金閣寺道より 徒歩6分
 ◇駐車場
  ・ナシ