あまり知られていない伏見の穴場スポット
秋晴れに映える朱色の仁王門。宝永8年(1711年)に再建。天井画の牡丹の花が繊細に描かれています。
この仁王門にたどり着くまでの参道両脇には塔頭がならび、とても立派なお寺であることがわかります。
この仁王門にたどり着くまでの参道両脇には塔頭がならび、とても立派なお寺であることがわかります。
日蓮宗のお寺で、山号は深草山。
平安時代に藤原基経の発願により創建され、源氏物語にも言及される極楽寺が前身。鎌倉時代末期、京都で布教中の日像が当時の極楽寺の住持・良桂と法論を行った。良桂は日像に帰依し、真言律宗寺院であった極楽寺は延慶年間(1308 - 1311年)日蓮宗に改宗。
日像没後、京都の七口(京都に入る7つの街道の入口)に建立した題目石塔の1つを日像の廟所に祀ったことから、宝塔寺と改名。
平安時代に藤原基経の発願により創建され、源氏物語にも言及される極楽寺が前身。鎌倉時代末期、京都で布教中の日像が当時の極楽寺の住持・良桂と法論を行った。良桂は日像に帰依し、真言律宗寺院であった極楽寺は延慶年間(1308 - 1311年)日蓮宗に改宗。
日像没後、京都の七口(京都に入る7つの街道の入口)に建立した題目石塔の1つを日像の廟所に祀ったことから、宝塔寺と改名。
仁王門をくぐると、山の傾斜に沿って参道が続き、正面に本堂が。
本堂は1608年のもので、日蓮宗の中では京都最古。扁額が3つ並び、正面にご本尊・釈迦如来、左に日像上人像、右に日蓮上人像が安置。
こんな法要も執り行われる予定。
本堂南側の多宝塔。 京都市内に現存する多宝塔の中では最古のもので、応仁の乱の兵火を逃れ、1438(永享10)年以前に建立。
その垂木や木組みの様子が、かなり至近距離で観察でき、見ごたえあり。
本堂北側には七面山の山上にある七面社へと続く参道が。
ちょっと珍しい建造物、太鼓楼。元禄5年(1692年)創建。上部の出っ張ったところに太鼓があります。鐘楼の太鼓版のような。
ちょっと珍しい建造物、太鼓楼。元禄5年(1692年)創建。上部の出っ張ったところに太鼓があります。鐘楼の太鼓版のような。
しばらく石段が続き、山中へ。
日像上人廟。
その周りには、経一丸(日像の幼名)銅像や宮本武蔵の弟子・宮本伊織のお墓や三十番神、千仏堂、妙見堂など、お堂や祠が点在。
その周りには、経一丸(日像の幼名)銅像や宮本武蔵の弟子・宮本伊織のお墓や三十番神、千仏堂、妙見堂など、お堂や祠が点在。
さらに上にある七面社へ。
七面大明神(七面天女)を祀る本殿手前の拝殿。
その本殿の周りには、常富稲荷社、熊鷹大明神、瘡守大明神、天照大明神、清鷹姫大神など祀られています。
下山する時、京都市内が少し見渡せる、なかなかの絶景。
太鼓も青空をバックに、そのフォルムが見えます。
塔頭である大雲寺では11月10日まで天皇陛下御即位奉祝・京都非公開文化財特別公開中。明正天皇御即位行幸図屏風や狩野探幽筆「真山水」など。
初訪問のお寺ですが、かなり見ごたえあり、伏見にもこんなお寺があったのか、と改めて驚きました。かなりオススメです!
初訪問のお寺ですが、かなり見ごたえあり、伏見にもこんなお寺があったのか、と改めて驚きました。かなりオススメです!
宝塔寺 へのツイート
京都🌸大雲寺🏯
— りんご (@17_rinrin) November 4, 2019
(だいうんじ)
宝塔寺塔頭(伏見にあるお寺です)
京都非公開文化財特別公開🍁
(11/1〜11/10) pic.twitter.com/cioV1InhbQ
詳細情報
住所:京都市伏見区深草宝塔寺山町32
電話番号:075-641-1859
電話番号:075-641-1859
この界隈は山合いということもあり、とても静かで人通りも少なく、喧噪を忘れる場所。一般的な伏見のイメージとは違う雰囲気のエリア。そして寺院が集中しています。