【京都】レトロ商店街に若手実力派シェフのイタリアン!伏見桃山に「TURA」オープン

酒処として知られる伏見桃山、そのレトロな「風呂屋町商店街」に新たなイタリアン「TURA」が2026年9月1日オープン。シェフは京都の名店で料理長を務めた若手実力派。イタリアの郷土料理をベースに、日本の食材や自身の感性を加えた料理を提供します。今回はオープン前に一足早く伺いました。

目次

レトロ商店街に実力派イタリアンがオープン!

酒処として知られる伏見桃山エリアに、注目したいイタリアンが新たにオープンします。大手筋商店街から少しそれると、個性的な飲食店も点在する伏見桃山。
今回ご紹介するのは、大手筋商店街の西側、どこか懐かしい雰囲気を残す「風呂屋町商店街」に誕生するイタリアンです。レトロな商店街と若手シェフによるイタリアンという、少しギャップのある組み合わせもおもしろいチャレンジです。

2026年9月1日オープン予定の「TURA(トゥーラ)」。京阪伏見桃山駅・中書島駅、近鉄桃山御陵前駅からもほど近い、伏見の中心エリアです。
シェフはまだ若手ながら、京都の名店「イル パッパラルド」で料理長を歴任するなど、経験を積んできた実力派。自身のレストラン開業に向けた準備期間にはスイーツ店でも学び、料理だけではなくデザートについても経験を重ねてきました。

料理のベースにあるのは、イタリア各地の郷土料理へのリスペクト。ただ、それをそのまま押しつけるのではなく、自身の感性や日本の食材、エッセンスを加えながら、自分なりのイタリア料理を表現していきたいとのこと。
実際にいただいてみても、料理自体は比較的シンプルな組み立てですが、素材の良さを生かしながら、味わいや食材同士の組み合わせがきちんと考えられている印象です。

以前からシェフとは親交があり、今回は9月1日のグランドオープンを前に、一足早く取材をさせていただきました。
元は靴屋さんだった店舗を大胆にリノベーション。キッチンに面したカウンター席とテーブル席があり、全20席ほどの店内です。

ランチメニューは、前菜盛り合わせ、選べるパスタ、自家製パン、デザート、コーヒーまたは紅茶がセットになった「Pranzo A」が2,200円。さらにメイン料理が付く「Pranzo B」は3,850円です。
今回は、メイン料理まで楽しめるPranzo Bをいただきました。

※税込表記です。

満足度の高いメイン付きランチがおすすめ

まず運ばれてきたのが、ひと皿に多彩な料理を盛り込んだ前菜盛り合わせ。

五島列島産カツオのカルパッチョをはじめ、黒豚のローマ風コッパ、四万十鶏のレバーペースト、ワカサギのフリット、自家製プロシュートといちじく、かぼちゃスフォルマートなど。魚、肉、野菜と幅広い食材が様々な調理法が盛り込まれリッチ。ひと皿の中で味わいや食感が次々と変化します。
さらに、自家製フォカッチャもセットです。

なかでも印象的だったのが、鮮度のいいカツオ。素材そのものの旨味もしっかり感じられ、前菜盛り合わせにこうした鮮魚が入ると満足度もぐっと高まります。自家製のシャルキュトリーやレバーペーストなども加わり、お昼からでもワインが欲しくなるような盛り合わせです。

パスタは2種類から選択。今回いただいたのは、釜揚げしらす、青のり、九条葱のオイルパスタ。さらにプラス550円でボッタルガを追加しました。
この日のもう1種は、自家製サルシッチャと万願寺とうがらし、白インゲン豆のスパゲティでした。

たっぷりの釜揚げしらすに、青のりと九条葱を合わせたオイルベース。青のりの磯の香りと九条ネギの風味が重なり、そこへボッタルガの濃厚な旨味と塩気が加わります。
しらす、青のり、ボッタルガと海の旨味を重ねながら、九条ネギが全体をまとめる一皿です。

そしてメインは、高知・四万十豚の肩ロース。炭火とオーブンを使いながら、丁寧に火入れをします。

断面にはきれいなピンク色が残り、柔らかくジューシー。噛むたびに肉の旨味があふれ、脂の甘みもしっかり感じられます。

そこへコクと香りのあるソースを合わせ、炭火で焼いた万願寺唐辛子を添えて。豚の旨味と脂に、万願寺唐辛子特有のほろ苦さがいいアクセントになっています。
随所に炭火を取り入れているのも、TURAの料理を特徴づけるポイントになりそうです。

デザートはヘーゼルナッツのカタラーナ。表面は香ばしくキャラメリゼしながら、中はとろりとした食感を残したギリギリの仕上げ。その時々のフルーツを添え、コーヒーまたは紅茶とともに、食後のひとときをゆっくり楽しめます。
開業準備中にスイーツ店で経験を積んだこともあり、デザートまでしっかり楽しめるのはうれしいところです。

夜はコースではなく、アラカルトを中心に楽しめるスタイル。
前菜盛り合わせをはじめ、レバーペースト、自家製ハム、炭火焼き、パスタやリゾットなど幅広い料理が並びます。
パスタだけを見ても、自家製ベーコンと淡路玉葱のアマトリチャーナ、発酵バターと黒胡椒、ペコリーノチーズのカチョエペペなど、多彩なラインナップ。自家製の手打ちパスタも提供予定とのことです。

肉料理には四万十豚や四万十麦酒牛、仔羊、七谷鴨なども用意され、随所に炭火を取り入れたイタリアンを自由に楽しめます。
ランチは2,200円からと使いやすく、夜はアラカルトで好きな料理をつまみながらワインを楽しむ。日常使いからしっかり食事をしたい日まで、幅広い使い方ができそうです。
イタリアの郷土料理を土台にしながら、日本の食材や自身の感性を重ねるTURAの料理。奇をてらうというより、素材と味の組み合わせを大切にした料理という印象で、今回いただいたランチにもその考え方が表れていました。
まだ若いシェフだけに、これから料理がどう変化し、深まっていくのかも楽しみな一軒。これまで培ってきた経験をベースに、自身の店でどんな料理をつくり上げていくのか、今後にも期待したいところです。
伏見桃山は、じつは実力派のイタリアンが点在する街。「TURA」のオープンをきっかけに、エリア全体がさらに盛り上がっていくことにも期待したいですね。

店舗情報

店名:TURA(トゥーラ)
住所:京都市伏見区伯耆町1-1
営業時間:11:30〜14:00 / 17:30〜21:00 ※L.O
定休日:月曜+不定休
https://www.instagram.com/tura_italian/