【京都】えっ?水道工事店で絶品カツカレー?住宅街で評判の喫茶店「トゥールビヨン」

西院の住宅街、一見すると水道工事店のような建物に評判の喫茶店があります。コーヒーだけでなく、奥様が手掛ける「YOMEカレー」も名物。コーヒーに漬け込んだ豚肉で作ったトンカツをのせたカツカレーをいただきました。

目次

水道工事店をリノベし評判の喫茶店

西院エリア、西大路六角から少し西へ。住宅や昔ながらの商店が並ぶ一角に店を構える「珈琲専門店 トゥールビヨン」。
西院で長く親しまれてきた喫茶店ですが、約1年の休業を経て、2026年5月に以前の店舗からすぐ近くへ移転オープンしました。

新しい店舗でまず目を引くのが、建物に残された「布施工業所」の大きな看板。じつはこちら、店主ご夫妻の奥様のお父さんが営む水道屋の事務所として使われていた建物。築約50年の建物を改装し、喫茶店として生まれ変わりました。水道屋の事務所は近く移転されたそうです。

店先のショーウインドーにも、蛇口や配管など水道屋時代を思わせるアイテムがディスプレイされていて、以前の建物の記憶を残したユニークな造りです。
またサンガグッズや・順位表も並べられておりました。

店内は木を基調にした落ち着いた空間。長いカウンター席のほかテーブル席もあり、ひとりでもグループでも利用しやすい雰囲気です。築年数を感じさせる柱や天井なども残り、新しく整えながらも、どこか昔ながらの喫茶店らしい温かみがあります。ふわっと広がるカレーの香りが食欲をそそります。

「珈琲専門店」の名前通りコーヒーにこだわるお店ですが、もうひとつの名物が、奥様が手掛ける「YOMEカレー」です。
ランチメニューを見ると、チーズカレーや唐揚げカレー、フィレカツカレーなど種類も豊富。さらにカツ丼や味噌カツ丼、唐揚げ丼などのごはんものも揃い、喫茶店ながら食事メニューがかなり充実しています。

喫茶メニューのなかでも目を引くのがベトナムコーヒー。ロブスタ種を使った苦味と濃厚さが特徴で、コンデンスミルクと合わせて楽しみます。
また、厚切りバタートーストやたまごサンド、カツサンドなどパン系も豊富。コーヒーと軽食で喫茶店らしく使うもよし、しっかり食事を楽しむもよしと、使い勝手のいいラインナップです。

評判のカツカレーは必食

今回はメニューでも大きく紹介されている、ロースカツをのせた「極上のカツカレー(税込・1,200円)」を注文しました。

大きな白い皿いっぱいに盛られたカレー、その真ん中には存在感のあるロースカツ。注文が入ってから揚げられるため、細かめの衣はサクサク。さらにカツは薄めにカットされていて、スプーンでも食べやすく、ひと口ごとにカレーとカツを一緒に楽しめるのもうれしいところです。

このロースカツ、じつは珈琲専門店らしいひと工夫も。
豚肉をコーヒーに漬け込んでから仕込んでおり、やわらかな食感に仕上げています。トゥールビヨンならではのカツです。

カレー自体は、いま流行りのスパイスを前面に押し出したタイプではなく、どこか家庭的で親しみのある味わい。
口にするとまず野菜由来の甘みやフルーティーさが広がり、辛さは比較的穏やか。それでいてしっかりとコクがあり、ごはんにもカツにもよく合います。
ルーの中には、にんじんなどの具材もしっかり。野菜の存在感を残した仕上がりも、親しみやすさを感じさせます。
喫茶店のカレーらしい馴染みやすさがありながら、コーヒーに漬け込んだロースカツを合わせるなど、随所にひと手間。評判になるのも納得のカツカレーでした。

もちろんカレーだけではなく、早朝から楽しめるモーニングやネルドリップコーヒーなど、喫茶店としてのメニューも充実。現在はクレジットカードなどキャッシュレス決済にも対応しており、使い勝手もよくなっています。

西院の住宅街に佇む、ちょっと変わった外観の喫茶店。水道屋だった築50年の建物を受け継ぎながら、夫婦で営む「トゥールビヨン」。コーヒーはもちろん、ひと手間かけたカレーを目当てに訪れるのもおすすめです。
普段使いできる気軽さもあり、西院で覚えておきたい一軒です。

店舗情報

店名:珈琲専門店トゥールビヨン
住所:京都市右京区西院西今田町11-9
営業時間:6:30~18:00
定休日:不定休
https://www.instagram.com/tourbillon2015/