【京都直売所】こんな山奥に老舗和菓子店の工場が!知る人ぞ知る直売所「仙太郎」

京都・南丹市の山あいにある、老舗和菓子店「仙太郎」の工場直売所へ。緑豊かな自然に囲まれた、まるで小さな集落のような場所で、名物のご存じ最中や六方焼などを購入できます。和菓子好きなら一度は訪れてみたい、ちょっとした穴場スポットをご紹介します。

目次

知る人ぞ知る山奥の工場直売所

京都を代表する和菓子店のひとつ「仙太郎」。京都市内の本店や百貨店などでもおなじみですが、実は南丹市の山あいに工場があり、一般客も和菓子を購入できる直売所が設けられています。
今回は、そんな仙太郎の工場直売所へ行ってきました。

京都市内から車を走らせ、南丹市の山間部へ。途中からは杉林に囲まれた細い山道が続き、すぐそばには小川も流れています。
本当にこの先に工場があるのかと思うほど、自然豊かな場所です。

山道を抜けると、少し開けた場所に建物が現れます。周辺には昔ながらの建物や、陶器づくりをされる施設なども見られ、まるで小さな集落のような雰囲気。

敷地内へ入り車を停めます。一般的な工業団地にある食品工場とは、まったく異なる自然の中にある環境です。緑に囲まれた敷地内には、どこか懐かしい里山の風景が広がっています。こちらが直売所の入口です。

工場の建物に入ると、入口付近の待合スペース近くに小さなショーケースが設置されています。

いわゆる売店のような造りではなく、事務所の一角を利用し、商品ラインナップも限定したこぢんまりとした販売スペースです。
ショーケースには、ご存じ最中や六方焼、羊羹など、仙太郎を代表する和菓子が並んでいます。スタッフが常駐しているわけではなく、購入したい商品と個数を決めてから呼び出しボタンを押す仕組み。
スタッフの方に注文を伝え、お会計を済ませて商品を受け取ります。百貨店の売場とはずいぶん違う、工場直売所ならではの素朴な雰囲気です。

なお、工場内の製造現場を見学できるわけではありません。あくまで和菓子を購入するための直売スペースとなっています。

今回購入したのは、定番の「ご存じ最中」と「六方焼」です。せっかく工場まで来たので、ご存じ最中と六方焼は、敷地内の自然を眺めながらいただくことにしました。

まずは仙太郎を代表する銘菓「ご存じ最中」。手に取ると、ずっしりとした重みがあります。

横から見ると、その理由は一目瞭然。最中の皮からはみ出しそうなほど、粒あんがぎっしりと詰まっています。
ひと口いただくと、パリッとした最中の皮の食感とともに、小豆の豊かな風味が口いっぱいに広がります。
これだけあんこが詰まっていると甘さが強そうにも見えますが、甘さは上品で、小豆そのものの美味しさをしっかり感じられます。
皮の香ばしさもよく、あんことのバランスが絶妙です。

続いては「六方焼」。四角い形が特徴的な焼き菓子で、表面には焼き色がつき、裏側には黒胡麻があしらわれています。

半分に割ってみると、こちらも中にはあんこがぎっしり。薄い生地に包まれたこしあんは、見た目以上の存在感があります。
しっとり、もっちりとした生地の食感と、粒あんの風味がよく合います。最中とはまた違った美味しさがあり、どちらも満足感の高い和菓子です。気のせいか、普段より美味しく感じあるから不思議ですね。

アクセスは基本的に車が便利、公共交通機関ではなかなか訪れにくい場所です。

いわゆるアウトレット商品でもなく、京都市内から気軽に立ち寄れる立地ではありませんが、亀岡や南丹、京丹波方面へ出かける際には、少し足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
仙太郎のファンにとっては、いわば聖地巡礼のような場所。観光施設として整備された直売所ではありませんが、ちょっと特別な穴場スポットです。
和菓子好きの方は、ぜひチェックしてみてください。

店舗情報

店名:仙太郎 丹波工場
住所:京都府南丹市八木町神吉向尾17-21
営業時間:8:00〜16:00
定休日:元旦
HP:https://www.sentaro.co.jp/shop/tanba.html