【京都和菓子めぐり】ド直球ネームな銘菓『たんきり飴』に創業120年余りのレトロ感◎西陣「たんきり飴本舗」

おおきに~豆はなどす☆今回は西陣にあるノスタルジーを感じるレトロな店構え。中でも銘菓『たんきり飴』は、そのストレートなネーミングとオリジナリティーにあふれ、印象深い和菓子の一つ。

目次

風邪ひきさんにも効く『たんきり飴』

堀川寺之内から西へ進むと大宮商店街が。このあたりまで来ると、あまり観光客が敢えて訪れるスポットというわけでもないような場所。地元色が強いというか。

そんな商店街にある、こちらのお店。店の看板の鄙びた感じや店構えから、古いお店であることが一目瞭然。

創業明治の古い歴史あるお店。
そして、看板にもあったとおり『たんきり飴』がこちらの看板商品。じつはつい最近このお店の存在を知り、レトロな店構えとド直球な商品名に魅かれやってきました。

たんきり飴って、要は痰を切る飴、喉に効く飴ということが容易にわかる飴。

この日はあまりにも日差しが強く、テント張りの軒からシートがかかり、店の全貌が見えない状態でしたが。

シートをくぐって中へ。

店の中央にある平台に商品が並ぶ、昔ながらの対面販売店の陳列スタイル。店の奥で女将さんがお菓子の袋詰めをしながら店番をされていました。

店内にはたんきり飴以外にも種類豊富に飴があります。店にある飴を全種類詰めた『おこのみ』もかなりそそられます。

壁際の陳列棚にはこれまた懐かしいおかき類や甘い系のお菓子も。

これ、好きでよく食べたなぁ~とか思いながら(笑)

そして、こちらがたんきり飴。香料は一切使わず、生姜の自然の味をそのまま生かした秘伝製法。
かつて、この西陣界隈の織物業に携わる職人たちがホコリっぽい工場で喉を潤すのに舐めたり、風邪ひきで痰が絡むのを抑えたりするのに考案された飴。

さらにお客さんの要望でよりパンチのある生姜味を求められ、たんきり飴は甘口と辛口の2種類。

で、今回はこちらの小袋で辛口のたんきり飴350円を購入。

一つ食べてみます。
深い琥珀色の中に白いラインの入ったたんきり飴。女将さんの説明どおり、生姜の辛みがかなり効いています。これだったら風邪による喉の炎症にも効きそうな(笑)強いて言えば、冷やし飴をさらに生姜辛くして固形の飴にしたような、そんなどこか懐かしい味わいでもあり。

古いお店の雰囲気と、最近では希少になった包装スタイルもまたノスタルジックな印象の和菓子。お土産にも最適です!

ヨ~イヤサ~♪

たんきり飴本舗 への口コミ

詳細情報

住所:京都市上京区大宮通寺ノ内下ル107
電話番号:075-441-4429
営業時間:平日10:30~19:00 日曜 10:30~18:00
定休日:不定休