「祈りの天井画」の下で初イベント開催☆「ゆんたび限定特別お茶会」【京都・尊陽院】

2022年、お披露目の時期に一度紹介させていただいた尊陽院の「祈りの天井画」☆3年後の今、初めてのイベントとしてお寺と作者を交えて作品を解説するお茶会が開催されました☆

目次

公開から3年☆改めて”想い”を披露

以前こちらで紹介させていただいた上京区の本法寺の塔頭、尊陽院の「祈りの天井画」。
今回、この場所で初めてのイベントが開催されました。

まずは作者である美術家の「mais(マイス)」さんによる作品の解説。
そして京都のコーヒー界のみならず多岐にわたる分野に精通する牧野広志さんとの対談。
さらに尊陽院のご住職伊丹さんからも天井画完成までの経緯の説明など。

その後、牧野さんに淹れていただいたコーヒーと西陣のパティスリー・ミャーゴラさんによるオリジナルケーキをいただくというスペシャルな内容でした。

「祈りの天井画」公開から3年。
人気を博しながらも特別な催しはなかったところですが、今回作者を交えた形でのお茶会を実現させたのは「ゆんたびグルメツアーズ」の柏原さん。

祈りの天井画の下に集まりマイスさんから作品の解説を。
そうすると自然に牧野さん、柏原さんとの3人のやり取りが始まります。
”想い”と”受け取り”が自然発生的に対談形式となる理想的な時間になりました。

幻の蝶と呼ばれる”アサギマダラ”をモチーフにした「祈りの天井画」。
優しさを醸しながらも力強さも感じさせる表現は変わらず圧倒的な美しさです。
アサギマダラと共に極彩色の花は菊がモチーフだそうです。
3年前の写真と見比べても全く変わらない、鮮やかな色彩の天井画。
やはり何かのパワーを感じますね。

尊陽院住職の伊丹さんからはお寺の成り立ちからマイスさんとの出会い、「祈りの天井画」制作に至った経緯などのお話をいただきました。

https://www.instagram.com/sonyouin530/

併せて本堂内陣の天井画「雲龍図」についての解説も。
ご本尊に向かって見上げても分かりにくいですが、ご本尊側から見ると写真のように龍の絵とすぐ分かるという不思議な構図です。
普段の拝観では立ち入り出来ませんが、このお茶会では特別に入らせていただきました。

マイスさんと牧野さんとの対談は「京都の今」をテーマに。

この日は不思議な巡り合わせがいくつも。
雲龍図の事は全く知らず、牧野さんが着てきたシャツにはしっかり龍の絵。

お茶会のお菓子を担当していただいたパティスリー ミャーゴラ(Patisserie Miagola)さん。
この日はお茶会は2部制だったのですがその都度人数分を搬入して現地で組み立て作業をされていました。

https://patisserie-miagola.kyoto/

不思議な巡り合わせその2。
パティスリーミャーゴラさんのお菓子はもちろん天井画をイメージしたものですが、本体のモチーフは菊をイメージしたそうです。
もちろん天井画に描かれているのは菊だと知らずに。
凄いです。

この日のお茶会はちょっと特別で、参加者は「ゆんたびグルメツアーズ」を支援していただいている常連の方ばかり。
普段から柏原さんの企画に共感し興味を持つ方々ですから、この日の特別感や素晴らしさも言わずとも皆共有されていたと思います。

尊陽院の伊丹さん、マイスさん、牧野さん、柏原さん、パティスリーミャーゴラさん、そして参加者の皆さんの”想い”が融合して化学反応を起こしたとても不思議で素晴らしいお茶会でした。

基本情報

ゆんたびグルメツアーズ

尊陽院:一口支援者さま限定「特別お茶会」  ※ イベントは終了しています。

開催日時:2025年10月 4日(土) 16時00分〜18時00分

     2025年10月 4日(土) 19時00分〜21時00分

会場: 尊陽院

    京都市上京区本法寺前町650-3   TEL 075-414-1500

https://sonyouin.biz/