御所の北側に佇む町家イタリアン
店内は洗練された和の空間で、カウンター席がメイン。
奧の坪庭など、まるで和食店のような設えで、店主ご出身の自然あふれる花背を表現されているそう。
お店は予約制で、今回はディナー 11,000円のコースで伺いました。コースの内容は毎月かわり、こちらは2022年12月のコースです。
奧の坪庭など、まるで和食店のような設えで、店主ご出身の自然あふれる花背を表現されているそう。
お店は予約制で、今回はディナー 11,000円のコースで伺いました。コースの内容は毎月かわり、こちらは2022年12月のコースです。
和を存分に感じるイタリア料理
はじめのお漬物
白菜の漬物にボッタルガと和えた帆立貝が添えられたお付きだし。
白菜と帆立貝の食感、ボッタルガ(カラスミ)の旨味,、漬物の酸味が心地よくて、コースのスタートにぴったり。
白菜と帆立貝の食感、ボッタルガ(カラスミ)の旨味,、漬物の酸味が心地よくて、コースのスタートにぴったり。
自家製フォカッチャ
さつまいもの優しい甘味が際立つ自家製フォカッチャ。美味しくて、この後おかわりしました。
パンやスープがちゃんとしているお店は、美味しいお店の確率が高いという持論をもっていますが、ろくそうさんでもその持論が当てはまりました。
パンやスープがちゃんとしているお店は、美味しいお店の確率が高いという持論をもっていますが、ろくそうさんでもその持論が当てはまりました。
春菊と男爵
燻製の牡蠣の下には春菊と男爵芋のピューレがしかれています。
ふわっと香る牡蠣の燻製香が、牡蠣がもつ旨味を引き立てます。鮮やかな春菊の苦みと男爵芋の甘味が、味わいに立体感を生んでくれます。
ふわっと香る牡蠣の燻製香が、牡蠣がもつ旨味を引き立てます。鮮やかな春菊の苦みと男爵芋の甘味が、味わいに立体感を生んでくれます。
バッカラ
イタリア ヴェネツィアの郷土料理、 バッカラマンテカートに菊芋のチップをあしらった一皿。スパイスが添えられており、香りをプラス。
こちらの一皿も食感の対比と香りを大切にされています。
こちらの一皿も食感の対比と香りを大切にされています。
冬の味覚 雲子をカツレツにし、爽やかなバジルのマヨネーズを添えています。
衣のさくっと感の後には、濃厚な旨味の雲子がとろっと口の中に広がります。
鼻をぬけるバジルの爽やかな香りも感じます。
衣のさくっと感の後には、濃厚な旨味の雲子がとろっと口の中に広がります。
鼻をぬけるバジルの爽やかな香りも感じます。
手打ちタリオリーニ、プッタネスカソース、そぼろ状に炒めた豚肉のサルシッチャをのせてた創作パスタ。
食感のいい自家製タリオリーニのパスタには、定番のプッタネスカソースを。そして旨味が強いサルシッチャをたっぷりとかかっていて、よく混ぜていただきます。
あえて粒のままのオリーブがいいアクセントになっていて、食感が豊かなパスタに。
あえて粒のままのオリーブがいいアクセントになっていて、食感が豊かなパスタに。
海と森の旨味
イカとポルチーニのクリームリゾット、アクセントにはブラウンエノキが混ぜられています。
ポルチーニの豊かな香りが広がります。
ポルチーニの豊かな香りが広がります。
ポルチーニの豊かな香りと濃厚なクリームをまとったお米とイカが美味しく。
単調になりがちなリゾットに、イカの弾力ある食感と、ブラウンエノキのシャキシャキ食感がよきアクセントに。
単調になりがちなリゾットに、イカの弾力ある食感と、ブラウンエノキのシャキシャキ食感がよきアクセントに。
つぎはメインのお肉料理ということで赤ワインに。もちろんグラスでオーダーできます。
こちらは国産ワインのスミレ・ルージュ キュベ エルヴァージュ。
こちらは国産ワインのスミレ・ルージュ キュベ エルヴァージュ。
熊本のブランド牛 江藤和牛のステーキには、ソースのスーゴディカルネをたっぷりと。ゆずと合わせた赤かぶがのせてあります。
濃厚なスーゴディカルネがお肉の美味しさを引き出します。火入れも絶妙で申し分なし。
赤かぶと柚子が箸休み的な役割を果たしていて、バランスのとれた一皿でした。
濃厚なスーゴディカルネがお肉の美味しさを引き出します。火入れも絶妙で申し分なし。
赤かぶと柚子が箸休み的な役割を果たしていて、バランスのとれた一皿でした。
まるで羊羹のようなビジュアルの柿のアマレットゼリー寄せ。こういうアプローチはイタリア料理ではあまりないので新鮮。すっきりした甘さで美味しい。
焼きりんごにチョコレートクッキーのクラム、ピスタチオ、りんごの皮で作ったジャムがあわせられています。マスカポーネのスープは直前でかけてくれるという、パフォーマンスつき。
りんぐの美味しさをたっぷりと味わえるドルチェに仕上がっています。
こちらでコースは終了、満足度の高いディナーになりました。
りんぐの美味しさをたっぷりと味わえるドルチェに仕上がっています。
こちらでコースは終了、満足度の高いディナーになりました。
和を活かしたというよりは、和をベースにイタリアンのエッセンスを最大限に活かしたイタリア料理という方が正しいように感じました。
さすが、和のDNAを持つシェフが作る、他にはないイタリアン。
イタリア料理好きの方も、和食好きな方も訪れてほしいレストランです。ぜひ予約してください。
さすが、和のDNAを持つシェフが作る、他にはないイタリアン。
イタリア料理好きの方も、和食好きな方も訪れてほしいレストランです。ぜひ予約してください。
シェフのレシピ動画
永谷シェフは、魚料理 アクアパッツァの名店、東京青山「アクアパッツァ」出身ということで、自宅でも作れる簡単で美味しいアクアパッツァの作り方を教えてもらいました。ぜひ一度、作ってみてください。
店舗情報
店名:ろくそう
住所:京都市上京区革堂内町522-1
電話番号:075-231-1690
営業時間:11:30 ~ 13:00 / 18:00 ~ 19:30
定休日:水曜日・第2火曜日
HP:https://kdn7300.gorp.jp/
住所:京都市上京区革堂内町522-1
電話番号:075-231-1690
営業時間:11:30 ~ 13:00 / 18:00 ~ 19:30
定休日:水曜日・第2火曜日
HP:https://kdn7300.gorp.jp/
お店は御所の北側にあるので、地下鉄今出川駅から少し御所を散策してから来れるのも、京都らしい楽しみ方かも。
オーナーシェフの永谷さんは、和食店を実家にもちながらも、東京のイタリア料理の名店 リストランテ アクアパッツァや、京都の長楽館などでも修業をされ、幅広い経験を積まれた敏腕シェフです。