【京都】残念…嵐山の老舗懐石料理店が3月末で料理提供終了へ 80年続く名店「嵐山 錦」

国内外から観光客が訪れる京都屈指の観光地・嵐山。その中之島公園で長年営業を続けてきた懐石料理店「桜宿膳料理 京・嵐山 錦」が、2026年3月いっぱいで料理の提供を終了します。嵐山の景色とともに京料理を楽しめる店として、約80年親しまれてきた名店です。

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嵐山の名店が3月末で営業停止へ

日本屈指の観光地で、国内外の観光客を魅了してやまない嵐山エリア。
風光明媚な景色が広がるこの地には、古くから営業を続け、愛されてきたお店も多くあります。そんな中、さみしい連絡をいただき現地へ伺ってきました。

嵐山・中之島公園内にある京料理店「桜宿膳料理 京・嵐山 錦」。嵐山の季節の移ろいを目の前で感じられる場所にあります。
80年近く愛されてきた嵐山の名店ですが、実は2026年3月いっぱいをもって、料理店としての営業を終了されます。
理由としては、コロナ禍以降の変化、日本屈指の観光地ならではのニーズ多様化、物価高など、複合的な要因とのこと。
4月は料理店としての営業はなく、当面は瓶詰め商品の販売などを行いながら営業を続ける予定とのことです。

もともとは料理旅館だった建物で、現在は料理のみを提供する1945年創業の懐石料理店です。

観光客はもちろん、近隣住民の会合や宴会、法事など、さまざまなシーンで利用されてきました。もともと旅館だった名残もあり、情緒ある数寄屋造りの建築も魅力的でした。

1人1万円からといった高級料亭も多い嵐山の中で、錦では季節の食材を丁寧に調理し比較的親しみやすい価格帯で懐石料理を提供しています。

定番の桜宿膳コースは6800円(税込)〜。
先代から続く名物の「桜宿膳(おうしゅくぜん)」は、上段が八寸、下段が炊き合わせの引き出し式の箱膳で、先付け、造り、椀物、水物などが付きます。献立は月替わりで変わり、季節ごとのお料理が楽しめます。

実際に食事をいただいたことがありますが、素材を丁寧に活かした美味しい料理に感銘を受けました。それだけでなく、嵐山の情景とともに楽しめる情緒ある数寄屋造りの建築、風情の残る建物も印象的でした。

嵐山でもひときわ印象的な懐石料理店。個室から大部屋までレイアウトも多彩で、さまざまなシーンで利用できるお店でした。

錦で料理をいただけるのは2026年3月いっぱい。桜のシーズンも近づいていますが、思い出のある方、嵐山へ行かれる方、気になる方は、最後に足を運んでみてはいかがでしょうか。

店舗情報

店名:桜宿膳料理 京・嵐山 錦
住所:京都市右京区嵯峨嵐山中ノ島公園内
営業時間:11:00~21:00(L.O.19:00)
定休日:火曜日(祝祭日の場合は翌日)
HP:https://www.arashiyama-nishiki.com/