【京都秋の花】萩の見頃を告げる『萩まつり』揺れる俳句短冊や御朱印も☆萩名所「梨木神社」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は上京区御所東にある神社。萩の名所として知られ、9月28日は萩まつり開催中でした。

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彩り豊かな短冊揺るる萩の名所で『萩まつり』開催☆

上京区御所東。寺町通広小路上がった場所にある『梨木神社』。別名「萩の宮」とも呼ばれ、萩の名所として知られている神社。

この日(9月28日)は『萩まつり』が開催され、萩の様子を見ようとやってきました。

今年から登場なのか、鳥居に続く参道には萩棚が設けられ、萩のトンネルが出来ていました。

梨木神社は、平安時代初期の政治家、藤原良房の娘・染殿后の里御所・染殿第だった場所。明治18年(1885年)、明治維新に大きく貢献した三條實萬・三條實美父子を御祭神に創建。

鳥居をくぐってすぐの参道には、京都大学・大阪大学名誉教授でノーベル賞受賞者・湯川秀樹博士が詠んだ歌碑『千年の昔の園も かくやありし 木の下かげに 乱れさく萩』。

湯川氏はこの界隈で暮らしていたことから、神社ともゆかりがあり当社「萩の会」初代会長。

ちょうどお祭り期間中ということで、参道脇では土鈴や絵馬、和菓子、俳句や短歌を記す短冊や色紙も販売されていました。

さらに、参道の萩には色とりどりの短冊が下がり、祭り行事・府市民俳句大会として寄せられた俳句・短歌が。私も普段俳句を嗜んでおり、作句の参考になります(笑)

萩は秋の七草のひとつに数えられ、草かんむりに「秋」と書き、秋の花の代表格。万葉集に詠まれた植物の中では最多(4516首のうち約140首)、観賞だけでなく食料、薬草、屋根材として暮らしに深い関わりをもつ植物。そして、秋のお彼岸に食べる和菓子『おはぎ』の名称は、この萩から由来しています。

手水舎には京都三名水の一つに数えられ、千年以上も湧き続ける唯一現存する井戸『染井』の御神水。クセのないまろやかさで飲みやすい名水。境内にあるカフェでも、こちらの名水で淹れたコーヒーを提供。

境内、中央に舞殿があり、そのさらに北側に拝殿。両脇には可憐に咲く薄紫色の萩の花。短冊もアクセントに。

この時中央の舞殿にて、萩まつり神事の奉納として京舞が催され、それを観賞しようと参拝客が待機中でした。

で、今回のもう一つのお目当てが御朱印帳。

今まで使っていたものが御朱印でいっぱいになり、次はどの御朱印帳にしようかと迷っていましたが、俳句ともゆかりのある梨木神社の御朱印帳にしようと。

色違いのものやサイズ小さめのものまで8種類。

ミドリスキーなので、薄緑色の御朱印帳にしました。同時に御朱印もいただき、萩まつりのいい記念に。

まだしばらく萩の花の見頃は続きそうで、さらに短冊も祭りの余韻として飾られています。静かに秋の花を愛でるにもオススメの神社。ぜひ、参拝してみてください!

詳細情報

名称:梨木神社
場所:京都市上京区寺町通広小路上る染殿町680
電話:075-211-0885
公式サイト:https://www.nashinoki.jp/