全国的にも愛される桜並木『哲学の道』
左京区、熊野若王子神社前の冷泉通若王子橋あたり。ここに京都屈指の桜人気スポットとして有名な『哲学の道』があります。そろそろソメイヨシノも見頃を迎えているかと訪ねてみました。3月26日の様子。ここ哲学の道の南端から琵琶湖疏水沿いを北上し、銀閣寺道まで歩いてみました。
疏水に沿って銀閣寺西の今出川通銀閣寺橋を北端として続く約1.5kmの散歩道。その道のりには東山山裾の自然の森と桜並木に囲まれ、春は桜、初夏は蛍、秋は紅葉など四季折々の景観が楽しめ、全国的にも知られる散歩道。特に桜や紅葉の季節には多くの観光客でにぎわう場所で、日本の道100選にも選定。
途中にかかる欄干低めの橋も風情があります。
途中にかかる欄干低めの橋も風情があります。
そして、ソメイヨシノは満開を迎え、雨の影響もあり多少散り始めとも言えます。
そして、哲学の道を歩く醍醐味として、桜以外の季節の花々もいろいろ楽しめるところですね。ユキヤナギ、レンギョウ、馬酔木などなど。華やかな色が目に飛び込んできます。
明治23年(1890年)琵琶湖疏水が完成した当初は管理用道路として設置された道で、芝生が植えられている程度の簡素な道だったとか。その後ここを歩く人が増え、周辺に文人が多く住むようになり別名「文人の道」と呼ばれていたとか。
その後、京都大学の哲学者・西田幾多郎や田辺元らが思案を巡らせる際好んで散策したことから「哲学の小径」と言われ、「散策の道」「思索の道」「疏水の小径」など呼称にも変遷を重ね、昭和47年(1972年)には地元住民の保存運動とともに『哲学の道』の呼称で定着したのが名前の由来。
その後、京都大学の哲学者・西田幾多郎や田辺元らが思案を巡らせる際好んで散策したことから「哲学の小径」と言われ、「散策の道」「思索の道」「疏水の小径」など呼称にも変遷を重ね、昭和47年(1972年)には地元住民の保存運動とともに『哲学の道』の呼称で定着したのが名前の由来。
この日は小雨がぱらつき、どんよりとした雲行きの中で桜の見ながら歩いていると、少し日頃の自分について内省しやすくなるような、そんな感覚にもなりました。著名な哲学者がそうであったように、何かしら思考スイッチが入りやすい場所なのかもしれませんね(笑)
銀閣寺道からは大文字山と桜の競演が可能になる撮影ポイントもありそうな。それには晴れた日のほうが良さそうですね。ご参考に。
詳細情報
名称:哲学の道
住所:京都市左京区鹿ケ谷法然院西町
住所:京都市左京区鹿ケ谷法然院西町