【京都】癒しの六地蔵さんと紅葉、魅力溢れる秋季特別拝観「水音の寺 東福寺塔頭 霊源院」

通常非公開寺院の紅葉特別拝観。秋季拝観として、11月15日(土)〜30日(日)の期間公開されます。六地蔵さんはじめ、たくさんのお地蔵様と、様々な窓から見る紅葉風景が魅力。リフレクションも楽しめる予定だそうで、秋が進み、色づく紅葉が楽しみです。

目次

紅葉とお地蔵さん

京都屈指の紅葉名所「東福寺」。広大な山内には、二十五ヶ寺の塔頭寺院があり、その一つ「霊源院」の秋季特別拝観について、ご紹介させていただきます。

山門をくぐると、愛くるしい六地蔵さんがお出迎え。東福寺駅から一番近くにある霊源院。延文年中(1356~1361)後醍醐天皇の皇子、龍泉和尚によって天護庵と号し創建され、龍泉和尚入寂後の応永年間(1400頃)在先希譲和尚により、「霊源院」と改称されました。

秋季特別拝観について

水の音が響く境内が、秋色に彩られる特別拝観。

【秋季特別拝観】
期間:11月15日(土)〜30日(日)
拝観時間:9時〜16時30分(16時受付終了)
土日祝のみ夜間拝観有り
17時〜20時(19時30分受付終了)
拝観料:500円(中学生以下無料)
関連ページ:https://www.reigen-in.jp/

境内の様子

昨秋の紅葉の様子をご紹介させていただきます。
ご本堂前の庭園「翠陰園」です。川の流れのような敷石に風情があり、秋は紅と黄色のカラフルな紅葉に彩られます。

霊源院は、「水音の寺」と称されています。
ご本堂「普応殿」に安置されている千手観音像は、水の化身と伝わり、観音様の存在をいつでも近くに感じられるように・・・との思いから、境内では至る所で心地よい水の音が響いています。

境内にはたくさんのお地蔵さんがおられ、紅葉と共にお迎えしてくれます。多くのお地蔵さんとの出会いが楽しく、その表情に癒されます。

本堂前の手水です。こちらには、現在メダカが入っているそうです。そっと覗いてみたくなりますね。

ご本堂に新設された、「八正の窓」です。
仏教において、悟りに至る為の8つの実践である「八正道」が名前の由来となっています。こちらはご本堂内からの眺めです。特別拝観では、このお部屋でコーヒーをいただけるそうです(有料)。窓の景色を眺めながら、ほっと一息できそうですね!

書院奥の「香夢軒」です。
香夢軒(こうむけん)は 聞香と言って、香りを聞く部屋で、香りを嗅ぐのではなく、香りに心を傾けて香りを聞くことで、ゆっくり心の中で楽しめます。中央の香台にて香木を焚かれていて、香りを聞き、ゆったりと癒しの時間が過ごせます。

特別拝観時には、窓から見る風景と、リフレクションが楽しめるそうです。丸いガラスに映り込む、秋の世界。美しいリフレクションです。画像は10月の風景ですが、11月に入ると、紅く色づくのが楽しみです。

少し奥まった所に、お地蔵様の扉が新設されたそうです。

お地蔵様の、ステンドグラスが入った扉です。お地蔵様を見つけて、笑顔になって頂きたいお気持ちから、作られたそうです。優しい笑顔に癒されます。特別拝観で、ぜひ探してみてくださいね。

書院には、丸窓がある障子があり、こちらからも庭園を眺められます。様々な所に、魅力的な窓があるのも、霊源院の魅力だと思います。

書院に展示されている文化財です。
霊源院所蔵として、鎌倉~南北朝 土佐光貞作と伝わる「伊達政宗の肖像画」、虎関師錬筆「虎一大字」が展示されています。伊達政宗の肖像画は、リアルな描写から歴史雑誌のカバーに採用されたそうです。

今回は昨秋の景色と共に、霊源院の秋季特別拝観についてご紹介させていただきました。今年はどんな美しい紅葉が見れるか?秋が深まるのが楽しみです。
近くへ行かれた際には、立ち寄られてはいかがでしょうか?

スポット情報

名称:東福寺 霊源院
住所:京都市東山区本町15丁目791
アクセス:JR/京阪電車「東福寺」駅より 徒歩5分
公式HP:https://www.reigen-in.jp/index.html
公式Instagram:https://www.instagram.com/reigenin_tofukuji/