【京都ランチ】秋の味覚を堪能!和と洋のエッセンスを愉しむコースランチ『料理屋 自在』

秋を感じる特別なランチコース。サンマやマスカットなど旬の食材をふんだんに使用し、和の伝統と洋のエッセンスが絶妙に融合した料理の数々が楽しめます。和洋折衷の創作料理で、秋の訪れを感じるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

目次

路地を進んだ先に、、、

いつもより特別なランチタイムを過ごしたくて、今回『料理屋 自在』へ、お邪魔させていただきました。

三条富小路、お店は京都らしい風情ある路地の奥にひっそりと佇んでいて、まるで知る人ぞ知る隠れ家。少しだけ路地に入るので「ほんとにここで合ってる?」と思いながら進むけれど、その先にある静かな空間に、一歩入った瞬間から期待が高まります。

季節ごとに変わり、10月のメニュー(5,500円)はこのような感じです。秋をたっぷり味わえるコース内容。どんなお料理が出てくるのか楽しみです。

今回案内されたのは1階のカウンター席。ちなみに2階はテーブル席になっていて貸切もできるそうです。

旬の食材が織りなす秋のコースランチ

1. 南瓜のデクリネゾン

秋らしい温かみのある一品。ほんのり甘い南瓜がまろやかな食感で、しっとりとしたソースが全体を包み込む(ガレットの上のソースはバターナッツというかぼちゃを使ったものだそうです)シンプルだけど、南瓜本来の甘みと旨味がしっかり感じられて、食べるとホッとする味わい。

最初は半分をそのまま頂いて、次にガレット生地で包んで食べるとまた合わさったときの一体感が最初とは異なり、1つのお料理を2度楽しめる一皿でした。

2. 秋刀魚、シャインマスカット、フロマージュブラン、酒粕、青柚子

一度燻製にして炙ったサンマとシャインマスカットの爽やかな甘みが予想以上に絶妙なバランスで絡み合う!フロマージュブランの軽い酸味と酒粕の風味がアクセントになって、青柚子の香りが最後にふわっと広がる。秋の旬をフルに楽しめる、驚きの組み合わせ。

3. 牛蒡のフラン、秋茄子、セミドライトマト、海老のビスク

牛蒡のフランはクリーミーでまったりした口当たり、秋茄子とセミドライトマトがしっかりとした旨味を加えて、深みがある味わいに。ビスクが海老の風味を引き立てて、まさに秋の豊かな味覚がギュッと詰まった一皿。

4. ガストロバックした本日の鮮魚、黒枝豆、ポルチーニ、キノコのタプナード

ガストロバックってご存知ですか?はじめて知ったんですけど、減圧調理のことで、今回、サバの下処理の段階で昆布出汁を入れられてるそうです。そうすることによって焼いたときに中に水分があるのでしっとりと焼き上がるそうです。
魚がとにかくフワフワでジューシー!皮はおせんべいみたいにぱりっぱり!調理されたサバが、まるで口の中で溶けるような感覚。黒枝豆のニョッキとポルチーニの香りが秋らしい深い味わいを引き出して、タプナードが全体の味を締めてくれる。これだけで秋の食材を満喫できる一皿。

5. 黒毛和牛リブロースステーキ ~季節のグリル野菜~

リブロースステーキの肉質がとても柔らかくて、口の中でジューシーな旨味が広がる。季節のグリル野菜も甘味が引き立って、肉と一緒に食べると相性抜群。シンプルなのに、素材の良さが最大限に引き出されていて、まさに秋の贅沢。わさびやカレー塩で少しスパイスを変えなら美味しくいただけました。

6. 焼リゾット 甘鯛、松茸、干し野菜と和牛のコンソメ

右側にあるのが耐熱フィルムに包まれたソースで、開けてまず香りを楽しみ、左の器にかけて混ぜていただきます。リゾットのごはん粒がしっかりしていて、香り豊かな松茸と干し野菜が秋の深い味わいを演出。甘鯛がフワッとした食感で、和牛のコンソメが全体にコクを加えて、リッチで贅沢な一皿。食べるたびに、秋の深みを感じさせてくれました。

7. 季節のソルベ 紅はるかとクリームチーズのクラフティ、栗のガトーショコラ

デザートで秋をしっかり締めくくり。ソルベがさっぱりしていて、口の中がリセットされる感じ。ガトーはどちらも素晴らしいバランスで、栗のガトーショコラはしっとりとしたチョコレートと栗の甘みが調和していて、甘すぎず、まさに秋の味覚そのものでした。

どのお料理も秋の食材を最大限に活かしつつ、和洋の融合が本当にうまくいっていて、食べるたびに新しい発見がありました♡
皆様も是非行ってみてくださいね♬

アクセス情報

住所:京都市中京区三条通富小路西入る中之町12-3
ランチ:11:30~14:30
ディナー:17:30~22:00
定休日:不定休
HP:https://www.kyoto-zizai.com/