お酒がすすむ点心とマニアック国産酒 高野川沿いで昼飲みを「コンカ」

高野の川端通沿いにある「コンカ」。女性ご店主が1人で回す、点心と日本の蒸留酒にこだわりがあるお店で、昼飲みランチなり。

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高野川沿いでのんびりと昼飲みを

やってきたのは高野川、川端通沿いのこちら。お店の名前は「コンカ」。女性ご店主が1人で回す、点心と日本の蒸留酒にこだわりがあるお店。出町柳駅から川端通を北に1kmほどという距離感。12:00~17:00という昼営業のみのお店で昼酒に超イイ感じ~!と思って、来る機会を狙っていたわけで。店内に。

高野川・川端通に向かう大きな窓が広々として、なんだか解放感がありますな。お料理は創作中華的な小皿料理が中心で・・・

なんだか他店で見かけたことが無い(いや、あまり推薦頂いた記憶がない)国産ラムやジン、ナチュールワインなどしっかり昼酒!が頂けるラインナップ。とりあえず・・・

瓶ビールを頂いて、ホッコリ~。なんだかうららかな陽気で、鼻歌まで出そうな幸せな気分。
で、我々の後ろにカウンター席があり、ご店主をこのお店をスタートする前からご存知なおじさん(私とそんなに歳は変わらないと思いますが汗)が世間話をされていて、ご店主の蒸留酒の説明が超興味深いので、そちらに移ってもイイですか~!ということに。

で、再度カウンター席に着席。こんな感じです。窓に向かったカウンター席が2席、L字型カウンター席が7席、それに・・・

ご覧の4人テーブル1つというシンプルな構成。ゆったりーですな。ご店主には小さなお子さんが居られるようで、店内のあちこちにそういう気配がありますな。で、お酒なのですが・・・

ほぼ呑んだ記憶がない!こちらをお願いしました。お勧めはソーダ割り。
岐阜県郡上八幡市にある「アルケミエ 辰巳蒸留所」謹製のアブサン2種。右手は、「アルケミエ ファーストエッセンス ハッカアブサン」(北海道産の薄荷を使用)、左手は「アルケミエ 地獄谷アブサン」で、2019~21年に蒸留したアブサンをブレンドしたアイテムのようです。ソーダ割りにするとこういう風に白濁するのですが、結構がっしりとしたニガヨモギ感あり。が、ホンノリと甘味まで感じてしまう一品。これはまた75日ほど寿命が延びました。

お料理一品目。まずは「天然ひらまさと大原赤かぶの青麻醤(チーマージャン)和え」¥1200なり。いやー小皿というにはしっかり目量ですが、オイルしっかり目のねぎ塩ソースで、ま、間違いのないお味でした。見た目より断然中華風。

一押しアイテムが焼売で、それも1個¥290で好きな数だけというスタイル。サイズも大きめなので結構食べ応えあり。もち豚帆立が2個、右手が筍と漢源花椒(赤くて刺激の強いもの)、ふきのとう味噌が各1個。うわー、これは間違いないわ!と思ったのは、ふきのとう味噌。めっちゃ大人向けですが、見事な酒のアテ。

これはもう一杯変わったお酒を頂こう!と見せてもらったのが・・・

今度は国産ラム酒なのですが、愛媛は天神村醸造所謹製「The Oriental Rum」なり。初めにロックで味わって、強かったらソーダ割にしますので!という事だったのですが、旨かったのでつい全部ロックで。沖縄産のサトウキビを使ったラム酒にボタニカル各種をブレンド(河内晩柑と伊予柑のピール、花椒、和山椒、銀木犀、ショウガ、ミント、紅茶)らしいのですが、非常に旨かったです~。

で、こういう健康的な野菜料理もあります。「セトカとセロリ、人参のヤム(タイ風辛いサラダ)」¥550なり。ちゃんとパンチのある甘ズッパ辛味で、パクチーシッカリなタイ味!でした。子供さんは不可能~。

可愛らしい箸置きはクッピーラムネ。悪酔い防止!ですな。
以上で〆まして、酒代がついマニアック系に走ったので¥10000ほどなのですが、まったく後悔なし、良きお店です。ドラゴンハイボールなどを頂けば、ガンガン吞んでも安くあがるのですが、つい。

ご店主がお1人で回されているので、吞みながらノンビリ待てる人用のお店ですが、お子様連れの若いおかあさんが昼酒を吞みに来るような、なんだか面白い一軒。ご馳走様でした。

店舗情報

店名:おさけと点心 コンカ
住所:京都市左京区高野西開町15 明治館にしき 1F
営業時間:12:00~17:00(LO 16:00)
定休日:金曜日+不定休
https://www.instagram.com/conca_kyoto/