イノベーティブレストランがリニューアル
烏丸御池の路地にたたずむ、イタリアンをベースにしたイノベーティブフュージョン「ORTO(オルト)」。
和歌山の食材に魅せられた谷村シェフが、和歌山へ移住し、2026年8月に現地で新たなレストランをオープン予定。それに伴い、現在の店舗は実績ある和食料理人を迎え、「褒美鍋orto.」として2026年3月にリニューアルしました。
和歌山の食材に魅せられた谷村シェフが、和歌山へ移住し、2026年8月に現地で新たなレストランをオープン予定。それに伴い、現在の店舗は実績ある和食料理人を迎え、「褒美鍋orto.」として2026年3月にリニューアルしました。
店舗空間はそのまま活かされ、天井が高く、内庭もある開放感のあるスタイリッシュな空間。1階はカウンター席、2階はテーブル席となっています。
コロナ禍を経て、「気の知れた仲間とひとつの鍋を囲む時間こそ豊か」という食の原体験に着想。丁寧に引いた出汁をベースに、季節食材を味わう“ご褒美鍋”がコンセプトです。
コロナ禍を経て、「気の知れた仲間とひとつの鍋を囲む時間こそ豊か」という食の原体験に着想。丁寧に引いた出汁をベースに、季節食材を味わう“ご褒美鍋”がコンセプトです。
季節の食材を使った鍋料理をメインに、イノベーティブでも和食でもない、新たな食体験を提案。
「ORTO」とは異なり、予約なしでも入店可。コースだけでなく、アラカルトでの注文もでき、使いやすくなっています。
「ORTO」とは異なり、予約なしでも入店可。コースだけでなく、アラカルトでの注文もでき、使いやすくなっています。
まずは、小さな宝箱に入ったアミューズから。かわいらしい猫型のモナカには、柑橘ジャム、湯葉、梅干しを詰め込み、一口ごとに味わいが変化します。口の中をさっぱりと整え、これから始まる食事への期待感が高まります。
続いて、和歌山の食材を使った前菜。くじらのハツに、長芋の糠漬け、はなわさびの醤油漬けを合わせた、やや和寄りの一皿です。
ハツで具材を巻いていただきます。ハツのコリッとした食感に加え、驚くほど濃厚な旨味が特徴で、和牛にも負けない存在感。初めて食べる方は少し驚く美味しさかもしれません。
ハツで具材を巻いていただきます。ハツのコリッとした食感に加え、驚くほど濃厚な旨味が特徴で、和牛にも負けない存在感。初めて食べる方は少し驚く美味しさかもしれません。
しめ鯖といちご、桜の塩漬け、ホワイトアスパラのソースを合わせた一皿は、ORTOらしいイノベーティブなアプローチ。
鯖の旨味と酸味、ホワイトアスパラガスといちごの華やかな香り、爽やかな酸味が重なり、桜の塩漬けが全体を引き締めます。
鯖の旨味と酸味、ホワイトアスパラガスといちごの華やかな香り、爽やかな酸味が重なり、桜の塩漬けが全体を引き締めます。
和歌山の川魚・あまごには、木の芽餡をかけて。まるでコンフィのようにふっくらと仕上げられ、骨までやわらか。木の芽の爽やかな香りが春らしさを添えます。
三宝柑をくり抜いて器に仕立てた白子のグラタンも印象的。カリカリの桜海老がアクセントです。
白子の背徳感ある濃厚な旨味とふわっとした食感に、三宝柑の爽やかな香り、桜海老の食感。それぞれの旨味や香り、食感の重ね方が実に巧みです。
白子の背徳感ある濃厚な旨味とふわっとした食感に、三宝柑の爽やかな香り、桜海老の食感。それぞれの旨味や香り、食感の重ね方が実に巧みです。
こちらは新感覚の名物メニュー。ゴルゴンゾーラチーズをのせた炙り鯖寿司です。
肉厚なさばで、ごまの風味、炙りの香ばしさ、海苔の旨味に、ゴルゴンゾーラ特有のクセと脂質のコクが重なり、なんともクセになる味わい。意外性がありながら、不思議とまとまりがあります。
添えられた新生姜のピクルスも秀逸。細かめに刻まれ、ハーブの香りも効かせてあり、口直しとしても完成度の高い存在です。
肉厚なさばで、ごまの風味、炙りの香ばしさ、海苔の旨味に、ゴルゴンゾーラ特有のクセと脂質のコクが重なり、なんともクセになる味わい。意外性がありながら、不思議とまとまりがあります。
添えられた新生姜のピクルスも秀逸。細かめに刻まれ、ハーブの香りも効かせてあり、口直しとしても完成度の高い存在です。
ドリンクはワイン中心のラインナップですが、日本酒も用意されています。
こちらは、左京区京北町にある 羽田酒造 の「脱兎」。和のエッセンスを感じる料理が多いため、日本酒との相性も抜群です。
こちらは、左京区京北町にある 羽田酒造 の「脱兎」。和のエッセンスを感じる料理が多いため、日本酒との相性も抜群です。
生ハムはスペインやイタリアではなく、秋田県の生ハム職人に特注したもの。シェフ自ら現地へ足を運び、塩塗りにも参加されたそうです。
削りたての生ハムに、スパイスうずらとマッシュポテトを合わせて。
この生ハムがとにかく秀逸。フレッシュ感を残しながらも旨味は濃厚で、マッシュポテトが塩気と旨味をうまく受け止めます。スパイスの香りも食欲を刺激し、お酒が進む一品。
この生ハムがとにかく秀逸。フレッシュ感を残しながらも旨味は濃厚で、マッシュポテトが塩気と旨味をうまく受け止めます。スパイスの香りも食欲を刺激し、お酒が進む一品。
そして、この日のメイン、アナグマと花山椒の鍋。
アナグマは和歌山産。この脂こそ美味しさの証で、“ジビエの王様”とも呼ばれる食材で。また花山椒は、春のわずか1カ月ほどしか出回らない特別な食材です。
アナグマは和歌山産。この脂こそ美味しさの証で、“ジビエの王様”とも呼ばれる食材で。また花山椒は、春のわずか1カ月ほどしか出回らない特別な食材です。
澄んだ出汁の香りがふわっと広がり、アナグマは軽くしゃぶしゃぶする程度でいただきます。脂や野菜の旨味が少しずつ出汁へ溶け出し、鍋を“育てる”ような感覚も楽しい。
アナグマは赤身の力強い旨味と脂の甘味、ほんのり残る野性味が特徴的。そのコントラストは牛や豚とはまったく違う方向性の美味しさです。さらに出汁の旨味が重なり、花山椒のやさしく痺れる香りがふわり。まさに季節のご褒美。
鍋を存分に楽しんだあとは、旨味をたっぷり蓄えた出汁で締めのラーメン。ツルツルと喉越しのよい麺に、アナグマの旨味が溶け込んだ出汁がしっかり絡みます。
「この一杯のために鍋をした」と言っても過言ではないほど集大成的な〆。他ではなかなか出会えない美味しさです。
「この一杯のために鍋をした」と言っても過言ではないほど集大成的な〆。他ではなかなか出会えない美味しさです。
デザートは、以前アミューズとして提供していた一品をアレンジしたクッキーサンド。甘味と苦味のコントラストが印象的です。
イノベーティブでもなく、和食でもない。その中間とも少し違う。地方で眠る素材や季節食材にスポットライトをあて、最適なアプローチを選び、和にも洋にも自然に振っていくここだけの料理スタイルです。
美しいだけではなく、季節感や出汁の旨味、そして“鍋を囲む楽しさ”まで含めて設計されているのが、このお店の面白さでしょう。
リニューアルしたORTOは、新しい発見の連続。今、体験してほしい一軒です。
イノベーティブでもなく、和食でもない。その中間とも少し違う。地方で眠る素材や季節食材にスポットライトをあて、最適なアプローチを選び、和にも洋にも自然に振っていくここだけの料理スタイルです。
美しいだけではなく、季節感や出汁の旨味、そして“鍋を囲む楽しさ”まで含めて設計されているのが、このお店の面白さでしょう。
リニューアルしたORTOは、新しい発見の連続。今、体験してほしい一軒です。
店舗情報
店名:褒美鍋 orto.
住所:京都市中京区三条町337-2
営業時間:18:00〜00:00(料理 L.O 22:30)
定休日:月曜、火曜
https://www.instagram.com/houbinabe_orto
住所:京都市中京区三条町337-2
営業時間:18:00〜00:00(料理 L.O 22:30)
定休日:月曜、火曜
https://www.instagram.com/houbinabe_orto