【京都神社めぐり】明治天皇陵麓にある日露戦争指揮官・乃木大将を祀る!ダジャレ的御利益も☆「乃木神社」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は伏見区桃山、明治天皇陵にもほど近い場所にある神社。日露戦争指揮官・乃木大将を祀る神社で、見どころ満載。

目次

桃山の丘陵地にたたずむ静かな神社

伏見区桃山の丘陵地。すぐ近くには戦国武将・豊臣秀吉ゆかりの伏見城跡や明治天皇陵があり。市内とはいえ、喧噪を離れた静かな空間。常緑樹の木立に囲まれ、自然を感じる緑豊かな場所でもあり。

そんな場所にある神社。

明治天皇の後を慕って殉死したことで国際的にも著名な陸軍大将・乃木希典(1849~1912年)を祀り、明治天皇陵のそばであるこの地に大正5年(1916年)有志によって創建。

この大門は四脚入母屋平入の木造銅版葺(元は檜皮葺)で、乃木将軍と縁りの深い台湾阿里山の台湾檜で建てられています。

参道には、とりわけ大きな石燈籠がいくつもあり、目を惹きます。

乃木大将は、明治41年、皇孫迪宮裕仁親王(昭和天皇)の学習院入学にあたり、明治天皇の勅命により学習院長に親任。

この銅像は、その頃の姿写真をもとに造られたもの。

拝殿。四面解放式入母屋造りで、天井、欄間等に装飾がなく、重厚で素朴な雰囲気。

拝殿手前には、珍しい狛馬?乃木大将の愛馬、壽号、璞号の銅像。
創建当時の銅像は、大東亜戦争で金属供出。この銅像は昭和56年全国崇敬者の浄財により、そのままに再現。

その傍らに、勝水と勝ちま栗の祠。
伏見城の名水と水源を一にする名水「勝水」。周辺開発により途中枯渇。のち平成18年(2006年)に掘削を試み、60数年ぶりに復活。以来、飲用をはじめ病気平癒、元気回復、勝運縁起の御神水として参拝者に崇められています。

その名水復活とともに、「勝栗像」を祀る祠の寄進。栗が乃木大将の大好物でもあり、全てが勝運に結びつくという信仰を合わせ、「『全てに勝ちま栗』の祠」 と命名。ちょっとダジャレっぽいですが笑

拝殿の右側には朱色の社・山城ゑびす神社。

ちょっとわかりづらいですが、狛鯛が1対あり、そこには『幸せになり(鯛)』と書かれています。これもダジャレ要素あり(笑)鯛はえびす神の調度品であり、大鯛が参拝者の幸せを運ぶとして祀られています。

大正8年(1919年)「静魂神社」として創建され静子夫人の霊を祀っていましたが、後に七福神が合祀されて「靜魂七福社」に。平成18年(2006年)、乃木神社創建90周年を機に静子夫人の御霊を本殿に遷して七福神を祭神とする山城ゑびす神社に改称。平成27年(2015年)には恵比須神のみ御祭神に。

長府乃木邸。乃木大将が幼少のとき、暮らすことになった住まいを復元。等身大の塑像は、大将の父希次と母寿子と少年時代の大将の姿。

記念館。
日露戦争の際南満州(現在の中国東北部)にあった周玉徳・周金夫妻の住居を借り上げ、乃木大将が「第三軍司令部」として旅順攻囲戦の指揮を取り、約一年間、起居されていた建物。神社創建時に、家主から建物全体を買い上げ、そのまま移築。

建物の腰石も現地で使われていた物であり、「漣痕」模様の化石がみられ、学術的にも貴重な標本となる建物。

宝物館。
創建と同時に建てられた蔵作りの館内には乃木大将直筆の書をはじめ、乃木夫妻の生活調度品、武具、奉納品など百数十点の宝物を展示。今回は入館しませんでしたが。

御朱印のカラフルで種類豊富。期間限定の御朱印もあるようです。
とても静かで見どころもたっぷり。ぜひご参拝ください。

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詳細情報

名称:乃木神社
住所:京都市伏見区桃山町板倉周防
電話番号:075-601-5472
関連URL: http://nogi-jinja.jp/web/