【京都アート】新緑浴兼ねて訪れたい山荘美術館☆民藝展覧会「共鳴 河井寬次郎×濱田庄司」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は京都府乙訓郡大山崎町にあるアサヒビール大山崎山荘美術館で現在開催中の陶芸、民藝展覧会へ。庭園の新緑浴も満喫。

目次

陶芸好きなら訪れたい民藝品の数々☆新緑や眺望にも癒される

京都府乙訓郡大山崎町にある『アサヒビール大山崎山荘美術館』。
現在開館30周年を記念して、アサヒビール初代社長で実業家・山本爲三郎と昭和を代表する陶芸家・河井寬次郎の没後60年を記念した特別展『共鳴 河井寬次郎×濱田庄司 ―山本爲三郎コレクションより』が開催中。

3月20日からスタートし、ずっと気になっていた展覧会。今回は休日に新緑浴がてら訪れてみました。

JR山崎駅から徒歩10分の場所にあるアサヒビール大山崎山荘美術館。この日はシャトルバスも運行していましたが、散策がてら徒歩で向かいました。

大山崎山荘は、最初の主である実業家・加賀正太郎が昭和初期に建物の他、庭園や道路、家具、調度品なども含めて自ら設計、デザインして建てた英国風の山荘。その建物を復元整備し、1996年に美術館として開館。途中に通ってきた入口トンネル『琅玕洞(ろうかんどう)』やこの建物『旧車庫』の他、館内には国の登録有形文化財に指定されている建物がいくつかあります。

坂道を通って美術館へ進む道沿いには青もみじが清々しくもあり。

こちらが展覧会会場となる本館。

イギリスの木骨造り(ハーフティンバー様式)を取り入れた重厚な「チューダー・ゴシック様式」の山荘建築になっており、こちらも国の登録有形文化財に指定。周辺の緑と調和し、歴史を重ねたレトロな趣きある山荘。

そして、こちらがその展覧会。

日本の民藝運動を牽引した二人の巨匠、河井寬次郎と濱田庄司の作品にフォーカスした本展。学生時代に出会い、生涯にわたり深い絆で結ばれた二人の表現の軌跡を、同運動の熱心な支援者であった山本爲三郎の貴重なコレクションから紐解きます。

お互いに刺激し合い、高め合った二人の「共鳴」が生み出す、力強くも温かみのある美の競演を、美しい近代建築や豊かな自然とともに楽しめる本展。展覧会に訪れた客層としては、比較的女性中心でありながら30代くらいまでの若い方も多く、以前民藝の郷・出雲に訪れた時にも同じように若い層に人気だったので、民藝が幅広い層に注目を集めているジャンルであることがわかりました。

展覧会はもちろんのこと、建物内部の撮影自体も不可。そのため詳細についてはお伝えできませんが、個人的感想として最近栃木・益子焼と濱田に興味を持っていたので、河井作品との対比でそれぞれの作風の特徴や違いを映し出す、面白い展覧内容になっていました。濱田作品のちょっと艶消しめいた落ち着き感にますます惹かれ、近いうちに益子にも行ってみたいと思いました。

建物の外からの撮影は可能。こちらはバルコニーから庭園の様子を俯瞰。

さらに2階カフェのバルコニーからは桂川、宇治川、木津川の三川が流れ、その先には石清水八幡宮のある男山もあり、見晴らしのいい場所。

かつて、この場所が『天下分け目の天王山』と呼ばれた合戦場だったことがうかがえるような、そんな眺望の良さでもあり。

こちら、唯一撮影可能な作品。

イギリス人陶芸家で民藝運動の共同創設者・バーナードリーチと濱田の製作したタイル比較。滋味深くもありつつ、どことなくおおらかでユーモアもあるデザイン。

さらに大正モダン建築の本館と、現代建築家・安藤忠雄氏が設計した新棟『地中の宝石箱』が融合し、建築的魅力にもなっています。

こちらの地中空間では没後100年『クロード・モネ展』も開催中。

敷地内には池泉回遊式庭園があり、現在は新緑に富む順路になっていますが、春には桜の木もあり、お花見目的で訪れる来館者も。

展覧会目的でありながら自然や眺望も満喫できる立地で、さらに歴史的建築探訪にもなり、多彩な楽しみ方ができる美術館。オススメです!

詳細情報

展覧会名::共鳴 河井寬次郎×濱田庄司 ―山本爲三郎コレクションより
会期:2026年3月20日(金・祝)~ 9月6日(日)
展示替え:第1期 5月31日まで / 第2期 6月3日から
会場:アサヒグループ大山崎山荘美術館
場所:京都府乙訓郡大山崎町銭原5−3
電話:075ー957ー3123
公式サイト:https://www.asahigroup-oyamazaki.com/