【京都ランチ】祗園四条大橋のランドマーク☆創業100年超の老舗洋食「レストラン菊水」

おおきに~豆はなどす☆今回は東山区、四条大橋東詰にある創業100年超のランドマーク洋食店。古い歴史的建造物が織りなす重厚感あるお店でランチをいただきました。

目次

京都随一の歴史を誇る創業100年超の老舗レストラン

東山区、四条大橋東詰め。歴史を感じる古い歴史的建造物。こちらはこの祇園界隈のランドマークでもある、大正5年(1916年)創業で100年超の歴史を誇る老舗洋食『レストラン菊水』。京都で知らない人はモグリという超有名店(笑)

これまで何度か利用しているお店です。

建物一階では喫茶メニューの他、カジュアルに老舗洋食メニューが食べられ、昼時はいつも満席の人気。

さらに、京都南座前に立地することから、歌舞伎などの公演期間中は幕間に自慢の洋食弁当を届けてくれるサービスも。お弁当とはいえ、ほんのり温かいものを提供され他にはない美味しさを感じられ、気に入って注文することしばしば。そして、花街関係の方や歌舞伎役者さんなどの利用ももちろんのこと。

そんなお店ですが、これまで2階のレストランは利用したことがなかったな、と。この日はお祝い事があり、ちょっといつもよりかしこまった感じでゆっくり食事したかったので、2階利用で事前予約してやってきました。

実際には2階へ行くのに、この隣にあるエレベーターを利用しましたが、あとで階段を見るとこの建物の古い風情を感じる内装。

外観はアール・デコ、スパニッシュ調の当時としては最先端の建築様式。そして、こちらの内装は創業から10年後に施されたシャンデリアやオブジェ。階段の幅の狭さやそのデザインに、当時の建築様式の趣を感じることができます。古い建物好きの方はぜひ、階段を利用してみてください(笑)

2階は全面レストランフロアになっていて、使い込まれた趣ある空間。

窓からは南座や四条通の喧騒、四条大橋や鴨川が見渡せます。

そして、メニュー。
今回は予約の段階で、比較的お手軽なランチ、ディネット3500円(税別)を注文。メインは3つからチョイスできます。

テーブルセッティングは正統派レストランの様相。シルバー食器が並びます。

で、席に予めセッティングされて、お土産として持ち帰るものとして、こんな絵葉書が置かれていました。大正時代の四条大橋の様子。昔の四条大橋って、見るからに頑強な石造りだったんですね。さらにその上をチンチン電車が走っています。もちろんレストラン菊水の建物も今とほとんど変わらない様子で建っています。

そうしているうちに、まずは春らしい前菜。
冷製、白魚と菜の花のカクテルストロベリーソース。

お店自体の佇まいは正統派ですが、お料理はけっこう独創的でもあり(笑)ちょっと甘酸っぱいストロベリーソースがアクセント。下に氷水が張られ、冷えた状態をキープ。

パン、またはライスをチョイスでき、パンをお願いしました。パンにはこれまた使い込まれた銀製のバタークーラー。こういう古めかしい食器も久々に見るなぁと。

つぎに、聖護院かぶらのスープ。一見野菜の風味が溶け込んだ、優しい味わいのスープかと思いきや、ちょっとピリ辛のトリッキーな味わい。聞くと、なんと柚子胡椒入り。意外と攻めてます(笑)

ここからメイン料理はそれぞれでチョイス。

一人はローストビープをチョイス。メニューの中でも人気料理で、古式ゆかしい銅製鍋でグツグツと温めながら提供。春らしく具材には筍も入っていて、さらにお肉はホロホロと口の中で崩れる柔らかさ。

そして、私のチョイスはハンバーグ&エビフライ。エビフライで隠れて見えませんが、付け合わせ野菜も正統派で、フライドポテト、人参グラッセ、ボイルインゲン。

洋食の王道人気メニューですよね。どれも卒なく美味しいです。

最後、デザートには柚子シャーベットとミルフィーユ、そしてコーヒーをいただき、ゆっくり食事と会話を楽しみました。あと、お隣の席でクレープのオレンジソースづくり、フランベ実演されてて、そんな古式ゆかしいデザートサーヴィス久々に観たな、とうれしくなったり(笑)

夏には屋上で名物ビアガーデンもあり、四季折々の京都とともに食事を楽しめるお店でもあります。京都随一の繁華街の歴史とともに歩んできた重厚さも感じる、貴重な老舗ですね。ヨ~イヤサ~♪

詳細情報

名称:レストラン菊水
場所:京都市東山区四条大橋東詰南座前
電話番号:050-5868-2877 (予約専用番号) 075-561-1001 (お問い合わせ専用番号)
営業時間:10:30~21:30    
定休日:無休
関連サイト:http://www.restaurant-kikusui.com/