【京都】フレンチ仕込みこだわりの肉料理を堪能!アラカルトもOK「炭火ステーキ坂井」

三条エリアにある「炭火ステーキ坂井」は、フレンチ出身シェフが上質な和牛を炭火で丁寧に焼き上げる人気店。素材の旨みを引き出す絶妙な火入れで、和牛の美味しさを存分に楽しめます。コースもアラカルトも対応可、じつはいろんなシーンで使えるレストランです。

目次

フレンチ出身シェフが腕を振るう肉料理

三条烏丸からすぐ、落ち着いた通りに店を構えるステーキハウス「炭火ステーキ坂井」。
いわゆる鉄板ステーキではなく、炭火でじっくりと焼き上げるスタイルで、前菜からデザートまで丁寧につながるコースが楽しめます。シェフはフレンチ出身で、名店「はふう」の料理長を務めた経歴の持ち主です。

奥に長い、いわゆる“鰻の寝床”のような間取り。
手前にカウンター席、奥にはテーブル席があり、さまざまなシーンで利用できます。上品で落ち着いた高級感のある店内です。

まずはクラフトビールで乾杯。重すぎず、前菜の味を邪魔しない爽やかな飲み口です。
ワインはフランス、スペイン、イタリアからカリフォルニアのナパまで、幅広く取り揃えられています。

今回は黒毛和牛を使用した「坂井コース」を注文。
追加料金でメインのステーキをシャトーブリアンや神戸牛に変更することも可能です。
また、少し割高にはなりますが、コースを分割したアラカルト注文もできます。

和牛の美味しさを存分に

最初に供されるのは、お重に入った趣向を凝らした前菜。
鴨ハムとチーズ、ホタテとイクラのバジルソース、牛肉と昆布、そしてウニ巻き。どれも贅沢で、丁寧な仕事が光ります。

続いて、お肉のお刺身仕立て。
じつは肉がかたくならない低温でじっくりと火入れされており、生ではありません。

まるで生のような食感と濃厚な旨み。添えられた長芋と芽ねぎが、見事に調和しています。

メインの肉と野菜たちが登場。塊肉を目の前にすると、思わずテンションが上がりますね。部位はリブ芯。

メインの提供時間に合わせて、炭火でじっくりと火を入れていきます。鉄板ではなく炭火ならではの香ばしさと、表面のパリッとした焼き目がたまりません。
“焼く”と“休ませる”を繰り返しながら、芯まで火を通していきます。

季節の野菜を使った自家製スープも。
この日はかぼちゃスープで、かぼちゃの甘みがまろやかに広がります。

たっぷりのグリーンサラダも添えられ、玉ねぎドレッシングの旨みがアクセントに。

メインの肉に合わせるのは、赤ワイン「Martin Cendoyaha」。
フルボディで、和牛に負けない果実味と香りの余韻が楽しめます。

お肉はレアの状態でサーブされ、本わさび、ゲランドの塩、粒マスタードの3種の薬味が添えられます。
それぞれの薬味が異なるアプローチで、和牛の旨みを引き立てます。

まずは本わさびを添えて一口。鼻に抜ける香りと優しい辛味が、肉の濃厚な味を際立たせます。

「炭火ステーキ坂井」の特徴は、テーブルごとに専用の炭台が用意されていること。
鉄板だと火が入りすぎ、お皿だと冷めてしまいますが、自分で炭火で炙ることで、好みの焼き加減に調整できます。
また、炭が和牛の香りを一層引き立ててくれます。

付け合わせの野菜も、生でも食べられるものや軽く火を通したものが中心。
肉と同じように炭火で少し炙ると、香ばしさが増してさらに美味しく。

締めには、肉寿司に雲丹をのせて軽く炙ります。

さらにトリュフを削った贅沢な肉寿司。
海と山の高級食材の饗宴で、香ばしさと旨みのバランスが見事です。
素材の良さと調和が際立つ一品で、真似しても簡単には再現できない完成度。

デザートにもこだわりが。
キャラメリゼしたイチジクにブランデーで香りづけし、抹茶アイスとチョコを添えた一品。
香り・甘み・酸味が見事に融合した、最後まで印象に残るデザートです。締めには、一保堂の上質なお茶をどうぞ。

シェフがこだわりが詰まった黒毛和牛を存分に楽しめるステーキレストランです。アラカルトも注文できて、意外と便利な側面も。
会食なデート、記念日などにおすすめの一軒です。

店舗情報

店名:炭火ステーキ坂井
住所:京都市中京区御倉町66 梅澤ビル1F
営業時間:11:30~14:00 / 17:30~22:00 ※1時間前
定休日:水曜日
https://www.instagram.com/sumibisteaksakai_kyoto/