【京都桜名所】仔カモの引っ越しで有名な日蓮本宗の大本山『要法寺』で紅枝垂れ桜が見頃に

京都東山三条にある「要法寺」は境内の清涼池で羽化した仔カモが、近くの鴨川に引越しをする様子が毎年の恒例行事として有名ですが、そんな要法寺で境内の枝垂桜が見頃を迎えていましたので、その様子をご報告します。

目次

日蓮本宗の大本山「要法寺」

要法寺は日蓮宗より広がった宗派の一つ「日蓮本宗」の大本山で、その興りは高祖日蓮大聖人の教えを継いだ日尊上人が、全国布教活動に赴く際、京都の地に法華堂を建立したのが始まりとされています。

本堂の前には清涼池が豊かな水を湛え、地域の人々はもちろん、観光で訪れた人々にとっても憩いの場となっています。

日蓮大聖人生誕八百年記念植樹の紅枝垂れ桜

要法寺は本堂の前に二本の枝垂れ桜が植樹されています。

いずれも令和三年に高祖日蓮大聖人生誕八百年を記念して、国指定天然記念物で樹齢一千年以上とされる福島県三春町の紅枝垂れ桜『三春滝桜』の子孫苗木です。

西側にある紅枝垂れ桜はほぼ満開といった様子でした。

東側にある紅枝垂れ桜はまだ蕾も見られ、八分咲きといった様子です。

今が見頃の最盛期ですが、翌週には見事な桜吹雪が楽しめるかもしれません。

静かにカモの成長を待ちわびる清涼池

要法寺の清涼池には一組のカモが安住していて、毎年、かわいい仔カモを育てています。
この日はカモの姿は見ることができませんでしたが、春を迎え、暖かくなれば、出会える機会も増えるでしょう。
その際は綺麗な桜とカモの双方の春に出会えたことに感謝しつつ、カモの夫婦は遠目に静かに見守りたいと思います。

以上、要法寺の紅枝垂れ桜の様子のご報告でしたがいかがでしたでしょうか?
要法寺は東山三条の駅からすぐ近くにありますが、大通りから一本入った筋にあり、奥ゆかしく、静寂に溢れた大本山となっています。
仔カモの引っ越しで名前は知っていたが、紅枝垂れ桜についてはご存じなかった方も、これを機に、要法寺に足を運んでみてはいかがでしょうか?

基本情報・アクセス

<要法寺>
 ◇参拝時間
  ・9:00~17:00
 ◇参拝料
  ・境内無料
 ◇所在地
  〒606-8362
  京都市左京区法皇寺町448
  tel.075-771-3390 fax.075-771-5914
 ◇電車
  ・京阪:東山駅より 徒歩5分
 ◇バス
  ・京都市バス:東山三条 下車すぐ
 ◇駐車場
  ・アリ