135年続いた老舗の京のおばんざい店が閉店
すでに師走に入り、朝から活況。
最近では休日だけではなく平日も多くの観光客でにぎわい、特に外国人観光客に人気があり、市場で買ったフード類を食べ歩きする人もいて、いつもなかなかの混雑ぶり。
最近では休日だけではなく平日も多くの観光客でにぎわい、特に外国人観光客に人気があり、市場で買ったフード類を食べ歩きする人もいて、いつもなかなかの混雑ぶり。
この時期ならおせち料理の食材が並ぶんですが。一部、店先に棒ダラを販売するお店もありました。最近ではおせち料理自体作る家庭が減ったことも背景なのか、おせち用食材を取り扱うお店もずいぶん減りました。
それに代わって、最近ではどちらかというと観光客向けの商材をそろえる店が増え、地元民より観光客向けの商店街に変貌しつつあることを実感するのですが。
それに代わって、最近ではどちらかというと観光客向けの商材をそろえる店が増え、地元民より観光客向けの商店街に変貌しつつあることを実感するのですが。
そんな最近の錦市場商店街の様子を象徴するような出来事が。
柳馬場西にある老舗惣菜店として有名な『井上佃煮店』。じつは後で知って、大変残念に思ったんですが。12月14日(土)をもって、閉店されました。
シャッターには閉店のお知らせ状が貼られています。創業135年の重みを改めて感じ入ります。
私の所蔵している昭和に出版された『大村しげの京のおばんざい』という本にも、もちろん錦市場が紹介され、かつての市場の様子とともに、井上佃煮店のことが紹介されています。
以前この界隈に実家があったので、買い物となると錦市場を利用し、祖父母や両親と顔なじみのお店もありました。
以前この界隈に実家があったので、買い物となると錦市場を利用し、祖父母や両親と顔なじみのお店もありました。
さらに私ごとですが、仕事で和惣菜の商品開発をしていたため、よく井上さんのお惣菜をヒントにさせてもらってました。最近ではあまり食べなくなった、ぜいたく煮やぬたなど、もともとのおばんざいってこういうもんだよなあと再確認したり。
これは、以前営業されていたころの様子です。
こんな量り売りの陳列スタイルも、市場ならではというか、ほっこりとする風景でした。
中には、こんな話題性のあるチョコレートコロッケを提供され、名物コロッケでしたが。
最近、錦市場の古い風情が段々と消えていくことにもの悲しさを感じていましたが、さらに拍車をかけるような、この閉店。時代とともにライフスタイルも変わり、それに伴い市場も変わる憂き目とわかりつつ、ただただ残念です。
ヨ~イヤサ~♪
最近、錦市場の古い風情が段々と消えていくことにもの悲しさを感じていましたが、さらに拍車をかけるような、この閉店。時代とともにライフスタイルも変わり、それに伴い市場も変わる憂き目とわかりつつ、ただただ残念です。
ヨ~イヤサ~♪
井上佃煮店への口コミ
錦市場でちょくちょく買ってたお惣菜やさんが先週末で閉店。悲しい。。#錦市場 #井上 pic.twitter.com/c7p1akNyB1
— チンタン (@chihazo) December 17, 2019
詳細情報
店名:井上佃煮店
住 所:京都市中京区錦小路通柳馬場西入ル中魚屋町485
※井上佃煮店は閉店しました。
住 所:京都市中京区錦小路通柳馬場西入ル中魚屋町485
※井上佃煮店は閉店しました。
京都で最も古い商店街で、400年の歴史を持つ。京都の旬の食材が並び、四季折々でその移ろいを食材から感じ取れる場所でもあり、京野菜や京漬物、湯葉など、京都の伝統的食材が並ぶ場所。