京都随一の紅葉名所の苔アート
木造の橋の上から見る、青もみじの海。彼方にはぽっかりと浮かぶ通天橋。これが紅葉シーズンだと、赤い海が広がる絶景スポット。まだもちろん紅葉には早いんですが、若干黄色く色づくモミジも観察できます。
とはいえ、まだまだ清涼感もあり、台風明けながらいつも通りの静寂。
皆、思い思いのアングルで臥雲橋から撮影されてましたが、これも本格的紅葉シーズンになると、安全を期して、橋上からの撮影は禁止になります。
今回のお目当てはこちらの本坊。
作庭家・重森三玲手掛けるモダンな庭園があることでも有名で、特に苔好きの間では斬新な苔使いで人気。
比較的新しい作庭で、昭和14年に完成。
方丈の中には東西南北にそれぞれ庭園「八相の庭」があります。「蓬莱(ほうらい)」「方丈」「瀛洲(えいじゅう)」「壺梁(こりょう)」「八海」「五山」「井田市松」「北斗七星」が四庭に配置。
方丈内では一番広い南庭。そのうちの「蓬莱(ほうらい)」「瀛洲(えいじゅう)」「壺梁(こりょう)」。
さらに正面には「八海」の砂紋が広がります。
さらに正面には「八海」の砂紋が広がります。
小高い苔の小さな丘「五山」と手前「方丈」。この南庭で小宇宙を形成。
西庭。大市松模様「井田の庭」。
人工的に丹精に刈り込まれたサツキがとても印象的。春には花のピンクと葉の緑が日々変わるグラデーションを形成し、そのコントラストが見事な風情。
崖にせり出すような形で設えられた通天台。ちょっとした小さな展望台があり、そこからの眺め。
通天橋、さらには臥雲橋が彼方に見えます。ある意味、二つの橋を同時に見れる絶好のロケーションでもあります。
これがなんとも私的には、ここを象徴する苔なんですが。小さな市松模様の苔の庭園。
石と苔が織り成す造形美。さらにこの苔のモッコリとした立体美も際立ち、苔好きにはたまらない作庭。
光の加減や四季折々の背景で、雰囲気変わるのが魅力のお庭。
光の加減や四季折々の背景で、雰囲気変わるのが魅力のお庭。
そして、順路最後に登場。モシュ印&コケ寺リウムが展示されています。
もうすっかりおなじみの『モシュ印』。
苔の英訳であるMossとご朱印を掛け合わせた造語。こちら東福寺の御朱印はこんな形に。毛筆部分をモコモコとした苔で表現。
苔の英訳であるMossとご朱印を掛け合わせた造語。こちら東福寺の御朱印はこんな形に。毛筆部分をモコモコとした苔で表現。
こちらは『苔寺リウム』。
苔テラリウムと寺を掛け合わせた造語。
苔マニアの間で人気の、密閉ガラス容器の限られた空間を苔でつくるアート『苔テラリウム』。それを寺の象徴的建造物や庭園をジオラマで再現したもの。
苔テラリウムと寺を掛け合わせた造語。
苔マニアの間で人気の、密閉ガラス容器の限られた空間を苔でつくるアート『苔テラリウム』。それを寺の象徴的建造物や庭園をジオラマで再現したもの。
これ、さっきあった小高い苔の山「五山」のあった南庭。あの小さな丘をうまく再現してます。
見てスグわかります(笑)通天橋周辺。苔で表現してますが、実際はモミジですね。それでも雰囲気をうまくとらえています。
さらには北庭の小市松模様の庭園。これもスグわかります。
東福寺の庭園は他のお寺よりモダンな造りが特徴的であるため、苔寺リウムもわりと再現の完成度高め。こんなふうに実際のお庭と比較しながら楽しめる、この企画展。苔好き必見です!
ヨ~イヤサ~♪
東福寺の庭園は他のお寺よりモダンな造りが特徴的であるため、苔寺リウムもわりと再現の完成度高め。こんなふうに実際のお庭と比較しながら楽しめる、この企画展。苔好き必見です!
ヨ~イヤサ~♪
東福寺 への口コミ
東福寺で初御朱印をいただいたんやけど、モシュ印っていう御朱印を苔で書いたって作品もあって凄かった。 pic.twitter.com/9s0UdWbiVc
— キムチの素 (@kimuti_no_moto) 2018年9月17日
詳細情報
住所:京都府京都市東山区本町15丁目
電話番号:075-561-0087
拝観時間:9:00~16:00 (4月~10月末)
8:30~16:00 (11月~12月初旬)
9:00~15:30 (12月初旬~3月末)
拝観料: 大人 400円
大学生 400円
高校生 400円
中学生 300円
小人 300円
(通天橋、本坊庭園)
関連URL:http://www.tofukuji.jp/
電話番号:075-561-0087
拝観時間:9:00~16:00 (4月~10月末)
8:30~16:00 (11月~12月初旬)
9:00~15:30 (12月初旬~3月末)
拝観料: 大人 400円
大学生 400円
高校生 400円
中学生 300円
小人 300円
(通天橋、本坊庭園)
関連URL:http://www.tofukuji.jp/
紅葉や青もみじの名所として、これまで何度かご紹介しています。特に、この東福寺に向かう途中にある臥雲橋。