【京都夏の風物詩】四条大橋の老舗中華料理店で鴨川納涼床ディナー!日本最古のエレベーター必見☆「東華菜館」

大正15年建築、昭和20年創業の北京料理の名店。京都イチ華やかな場所に立地し、古き良き伝統がその洋館建築からもうかがえます。日本最古のエレベーターは今も現役。そして納涼床が楽しめる昔も今も人気店。

目次

真夏でも涼しい鴨川納涼床の老舗中華料理に舌鼓

四条大橋西詰。おそらく知らない人はいないのではないかと思われる、誰もが一度は目にしたことがあるであろう、鴨川沿いの古い洋館造りの建物。

大正15年建築、昭和20年創業の北京料理の名店。この日は遠方から来た友人との会食でこちらへ。

他の季節は別として真夏はさすがに暑いだろう、と今まで敬遠してきた鴨川納涼床。館内で食事は何度かありますが。

京都夏の風物詩として知られるのに未体験は京都ネタ書いてるのにマズイだろう、と敢えて床席へ。すると、ちょうど黄昏時で風が通り、想像していたより快適で涼やか。ちょっと驚きの発見。そして、床席でもノーチャージ。チャージ料とる他店もありますが。

最近、サントリー京都ブルワリーのプレモル推しが盛んですね。瓶ビールを注文したら、こちらが登場。4月に発売された、京都工場生産の京都限定品。ラベルも京都らしいデザインに。

料理はコースメニューもありましたが、アラカルトで注文。
まずは前菜に若鶏の蒸し物1200円。さっぱりといただけて、ジューシーで柔らか仕上げ。ビールとよく合います。

続いて、春巻き1500円。

皮が玉子タイプのソフトな歯ざわり。千切りの豚肉、筍などの野菜の食感が心地よい、安定の美味しさ。練りがらしや酢醤油で味変しながらいただきました。

追加で青島ビール。

さらに、北京料理店なので、やはり名物料理となる北京ダック1500円/人で2人前から注文。
最初この形で登場しましたが、お店の方に巻いてもらうことに。一旦またお皿が厨房へと消える。

で、完成図これとなって登場。1人2巻。

北京ダックの皮に千切りキュウリと白髪ネギ。そして、甜麺醤ベースの甘ダレ、餅皮が相まって、王道な美味しさ。納涼床で食べる様式美的風情もまたよし。

料理やお酒を楽しみながら、語らいの時間が過ぎ、気が付くとすっかり夕闇に。

対岸には、これまたこの界隈のランドマーク的レストラン菊水。ちょうちんのある最上階はビアガーデンの宴もたけなわなんだろうな、と想像してみたり。

四条大橋をそぞろ歩きする人々を眺めながら、街中に居ながらのんびりとした時間が流れる。

体験してみるもんですね。ホントに想像していたより涼しく、さらに床が風で時折揺れます(笑)それもまた納涼床風情といいますか。夏の風物詩として語られる所以がわかったような。

いつも、このエレベーターに乗りたいがために床席じゃなく、室内をチョイスしていた、ということもあるんですが(笑)

日本最古のエレベーターが今も現役で稼動。今回は特別にお願いして上階に用もないのに乗せてもらいました。

扉の開閉は手動。ちゃんとエレベーターマンがいます。フットコントローラーもあり、半円型の針表示で進行階を確認。

学校・教会などの洋館建築を数多く残したウィリアム・メレル・ヴォーリズが手掛けた建物の中で、唯一のレストラン建築がこちら。

建物好きにはたまらない意匠や建築価値。そんな場所で納涼床を楽しみつつ食事ができる貴重な空間。

考えてみると、繁華街で、しかも歴史的建造物のレストランで納涼床ディナー。そんなことができる場所はここ以外、この京都以外では皆無では?と。

貴重な京の夏ディナーには、こんな老舗店が超オススメです!

ヨ~イヤサ~♪

東華菜館 への口コミ

詳細情報

住所:京都府京都市下京区西石垣通四条下ル斎藤町140-2
電話番号:075-221-1147
営業時間:11:30~21:30(L.O.21:00)
定休日:無休
関連サイト:http://www.tohkasaikan.com/