【京都ランチ】名物『養老丼』必食☆店内に井戸もある西陣の古き良き食事処「そば処大膳」

おおきに~豆はなどす☆今回は中京区千本出水にある昔ながらのそば処。自慢の井戸水を使った自家製麺を中心に丼メニューもあり。名物『養老丼』も必食。

目次

西陣にある井戸水豊富な『出水』の食事処

中京区千本出水下がった西陣エリア。ここにそば処『大膳』があります。昔、この界隈に住む親戚との会食でここに連れられたことを思い出し、数十年ぶりにやってきました(笑)

店構えからして古そうなお店だとわかりますが、創業50年ほど。外観は遊郭をイメージした造りになっているそうで、この界隈の昔の名残りをイメージさせます。

お店の前には駐車場があり、他専用駐車場も。昼時は車で埋まっていることほとんどで、この時も入店する前は満車でした。画像は食事後に撮影したもの。

店内は思いの外広々とした空間で、絵に書いたような古い佇まい。小上がりの座敷中心の広間、さらに北隣にテーブル席の間があり、全80席。今回は座敷席へ。

時折、タクシードライバーに連れられた修学旅行生のグループも見かけ、もしかしたらこんな雰囲気の食事処も京都らしく、令和の今となっては貴重な存在とも言えたり。

店内には先々代が収集したという骨董品の数々が展示されており、それを見るのも興味深くもあり。

店内の中央あたりに坪庭がありますが、その中央にかなり立派な井戸があります。古い京町家では今も井戸の残るところもありますが、ここ千本出水はもともと地下水の豊富なエリアでしばしば道を浸水させたことから『出水』という地名がついたほどで、その豊富な井戸水を使った自家製麺を提供されています。

ランチには自家製蕎麦や麺類を中心とした定食があり、その内容も1000円以下の手頃な値段で食べられるものからガッツリなものまで幅広く。

麺類と丼がセットになったものも。

もちろん単品メニューもあり、種類豊富です。

店名の由来などについても書かれています。

で、今回はちょっとネーミングが気になった養老丼780円と、その付属のお吸い物をプラス250円でかけ蕎麦チェンジにしたセット。お盆に乗って登場。香の物、粉山椒が添えられています。

養老丼とは親子丼のことで、こちらの名物メニュー。滋養の高い濃厚な卵黄をトッピングしたことで、長生きできる、という意味合いでネーミングされたんでしょうかね。

具材には鶏肉、かまぼこ、九条ねぎ、海苔がトッピングされ、もともとのベースの出汁感がしっかりと効いていて、なんともほっこりする美味しさ。

鶏肉系には山椒使いが多い京都ですが、親子丼でも粉山椒。よく合います。

さらにシンプルなかけ蕎麦。見た目薄い印象ですが、しっかりとお出汁が効いていてこちらもいいですね。蕎麦も細めでいいコシがあり丼のお供としてちょうどいいサイズ感と味わい。なんともゆったりとした空間で昔懐かしいランチをいただきました。

千本通も新しいお店が増え新旧いろいろで、古い西陣の風情を残すお店もだんだんと少なくなり、そんなお店の一つとも言えます。まだまだご近所の方には愛されてる様子で、そんなところも魅力な食事処ですね。

ヨ~イヤサ~♪

詳細情報

名称:そば処大膳
場所:京都市上京区千本通出水下る十四軒町403
電話:075-821-0126
営業時間:11:00~15:00 17:00~20:00
定休日:火曜日
公式サイト:https://kyoto-daizen.com/