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もう終了してしまいましたが、天皇陛下御即位を祝して三門の特別公開を実施していました。毎年恒例の法要『ミッドナイト念仏』で上ることも可能ですが、明るい時間帯に拝観できるというのは、もしかしたら貴重なチャンスだったかもしれません(笑)
黒門と黒門坂から、京都の町並みが切り取られ見事な風景。ちょうど紅葉もフレームイン。
まるでお城のような造りの石垣上にある北門。熱心な浄土宗信者であった徳川家康は、寺領700石余を寄進し、境内を拡張して堂塔伽藍の建立。火災で三門・経蔵・勢至堂以外の堂宇を焼失した際には徳川家光の命により再建された経緯もあり、徳川家ゆかりのお寺。
国宝・御影堂。以前は平成大修理で、お堂に覆いがされていましたが、ようやく工事終了。まだ拝観はできませんが。来年4月には落慶法要も執り行われる予定。
大殿(だいでん)との異名を持つ雄大な佇まい。江戸時代初期から浄土宗を開かれた法然上人の御影を祀るお堂。
寛永10年(1633)の火災により焼失し、寛永16年(1639)徳川家光によって再建。平成14年には国宝に指定。
寛永10年(1633)の火災により焼失し、寛永16年(1639)徳川家光によって再建。平成14年には国宝に指定。
さらに奥へ。石段が続きます。
この先には勢至堂と法然上人御堂があります。
この先には勢至堂と法然上人御堂があります。
勢至堂と法然上人御堂。
知恩院発祥の地である勢至堂。堂内正面に掲げられている額「知恩教院」は後奈良天皇の宸翰。知恩院の名の由来になります。そのお堂からさらに奥へ。
山沿いに広がる墓地。
父・徳川秀忠、母・継室のお江与(お江)を持つ、豊臣秀頼・本多忠刻の正室であった千姫の宝塔があります。
さらにその北側、石造りの鳥居と祠が。
なんとも印象深い名称「濡髪(ぬれがみ)大明神」。
御影堂が建ったせいで住家を追われたキツネが、知恩院第三十二世雄譽霊巌(れいがん)上人にお願いし、代わりに用意してもらったのが、この「濡髪大明神」。「濡髪」という名前は、童子に化けていたときに髪が濡れていたことに由来。
御影堂が建ったせいで住家を追われたキツネが、知恩院第三十二世雄譽霊巌(れいがん)上人にお願いし、代わりに用意してもらったのが、この「濡髪大明神」。「濡髪」という名前は、童子に化けていたときに髪が濡れていたことに由来。
もとは火災除けの神様として祀られていましたが、「濡髪」が艶やかな女性をイメージさせることから、祇園町の芸舞妓たちの信仰を集め、今日では縁結びの神様「濡髪さん」として親しまれています。
近く、大祭も執り行われる予定。
知恩院の御朱印は、全て御影堂横にある朱印所で受け付けています。
特別拝観の三門の御朱印も期間限定であったようです。そして、濡髪大明神の御朱印も書置きのみになりますが、こちらで。
意外と知恩院の奥まで参拝する方少ないですが、知恩院発祥の地・勢至堂や開祖・法然上人の御廟は外せないスポット。その足で、濡髪大明神もぜひ御参りください。
意外と知恩院の奥まで参拝する方少ないですが、知恩院発祥の地・勢至堂や開祖・法然上人の御廟は外せないスポット。その足で、濡髪大明神もぜひ御参りください。
濡髪大明神 へのツイート
出張延長戦・そうだ京都行こうの旅その5
— のりおのの (@soulpunch502) November 11, 2019
知恩院おまけ
御朱印は限定のものは書置き対応になります。
知恩院を火災から守る濡髪大明神のものと、夜間拝観限定のもの。
しかし夜まで御朱印を書き入れしてくださるお寺の方、ほんとご苦労さまです。 pic.twitter.com/41r9DlnQA0
そんな三門ではなく、今回は北門から参拝(笑)