美しい睡蓮池が見頃☆夏越の大祓ではふるまい豆腐も
周辺ののどかな景観と共に、この参道の青もみじ、新緑のトンネルは一見の価値ありと思っていて、気づけば毎年この時期に参拝しています(笑)
ここ大原野神社は別称「京春日(きょうかすが)」と呼ばれ、延暦3年(784年)に桓武天皇が長岡京へ遷都した際、后である藤原乙牟漏が藤原氏の氏神である奈良春日社の分霊を勧請して、この地に祀ったのが始まり。
ここ大原野神社は別称「京春日(きょうかすが)」と呼ばれ、延暦3年(784年)に桓武天皇が長岡京へ遷都した際、后である藤原乙牟漏が藤原氏の氏神である奈良春日社の分霊を勧請して、この地に祀ったのが始まり。
参道の途中に本格手打ち蕎麦店『そば切りこごろ』が開店待ちの行列をつくっていましたが、こちらは行列必至の名店でこのお蕎麦を目当てに参拝される方もいるほど(笑)
さらに進むと睡蓮池『鯉沢の池』があります。紅葉シーズンにはライトアップもされる名所で、現在は睡蓮の開花シーズンで、ちょうど見頃を迎えていました。
京都市内には数々の有名な池庭がありますが、殊睡蓮がこれほどまでにびっしりと池を覆い尽くすほどの見事な光景は、ここならでは。控えめに言ってもフランスの画家クロード・モネの名画『睡蓮』を勝る美しさ。というより、お庭自体は和風様式の庭園ですが、どこか洋風な印象も受ける不思議な睡蓮池です。
改修工事を経た手水舎はちょっと真新しい装いです。
で、この日はまだ茅の輪設置には早かった様子で、ちょっとフライング(笑)6月28日~7月2日までの設置。
そして、30日の大祓神事には大原野の有名豆腐店『上田とうふ』の夏越豆腐がふるまわれます。大原野の清らかな天然水に育まれた絶品豆腐。豆腐の美味しさもさることながら、個人的には特に極厚手揚げがオススメの名店。
本殿は祭神は春日大社と同じ4柱。武御賀豆智命(武甕槌命)、伊波比主命(経津主命)、天之子八根命(天児屋根命)、比咩大神(比売神)を祀り、本殿前には狛犬ならぬ狛鹿が。
平成30年の大型台風21号通過により、樹齢500年のもみの木が折れてしまいましたが、御神木を残すべく屋根を付け、幹の空洞を利用し、身を静めるパワースポットに変身。すると、NHKBSの人気番組、自転車で視聴者のこころの風景を俳優・火野正平さんが訪ねる番組『こころ旅』で紹介され、実際この幹の中で正平さんが手紙を読まれてました(笑)
市内の中でも静かに境内で過ごせるのが魅力の神社。夏越の大祓神事、見頃の睡蓮池を見に、ぜひご参拝ください。
市内の中でも静かに境内で過ごせるのが魅力の神社。夏越の大祓神事、見頃の睡蓮池を見に、ぜひご参拝ください。
『夏越の大祓』とは毎年6月30日に執り行われる神事で、お正月から6月までの半年間の汚れを祓い清め、残り半年の無病息災を祈願する行事。その際、神社では茅の輪を設置し、参拝者がそれをくぐって厄除け祈願すると無病息災が叶う、という期間限定の神事。