紅葉シーズンラストを飾る圧巻の黄金イチョウ
現在の阿弥陀堂門は、昭和期の修復事業とともに、1983(昭和58)年に補修され創建当初の姿を再現。さらに、2009(平成21)年に修復工事が施されました。
唐門もそうですが、西本願寺の魅力の一つとして建物の装飾彫刻が挙げられ、こちらにも見事な透かし彫り。煌びやかな飾金具にも目を奪われます。
広大な敷地の境内には、巨大な御影堂と阿弥陀堂が並んでいます。
その南側にある、こちらが御影堂。
現在の建物は、寛永13年(1636)再建、平成21年(2009)大修復されたもの。東西48メートル、南北62メートル、高さ29メートルの大型建造物。中央に親鸞聖人の木像、両脇に本願寺歴代宗主の影像を安置。
現在の建物は、寛永13年(1636)再建、平成21年(2009)大修復されたもの。東西48メートル、南北62メートル、高さ29メートルの大型建造物。中央に親鸞聖人の木像、両脇に本願寺歴代宗主の影像を安置。
その御影堂前。横広がりの比較的低木のイチョウの木があります。すでに落葉し、幹の周りにイチョウの落ち葉が多少残っているくらい。
こちらのイチョウは京都市の天然記念物に指定され、まるで根っこを天に広げたような形から「逆さ銀杏」とも呼ばれています。樹齢約400年の大銀杏は、かつて本願寺に火災があった際、水が噴き出して消し止めたという伝説から「水吹き銀杏」とも呼ばれています。
さらに境内北側にある、阿弥陀堂。現在修復工事中。
現在の建物は宝暦10年(1760)再建、昭和60年(1985)修復。東西42メートル、南北45メートル、高さ25メートルあり、中央に阿弥陀如来の木像、両脇にインド・中国・日本の七高僧の内、龍樹菩薩・天親菩薩・曇鸞大師・道綽禅師・善導大師・源信和尚の六師、両余間に法然聖人と聖徳太子の影像を安置。
現在の建物は宝暦10年(1760)再建、昭和60年(1985)修復。東西42メートル、南北45メートル、高さ25メートルあり、中央に阿弥陀如来の木像、両脇にインド・中国・日本の七高僧の内、龍樹菩薩・天親菩薩・曇鸞大師・道綽禅師・善導大師・源信和尚の六師、両余間に法然聖人と聖徳太子の影像を安置。
そして、こちらは天然記念物指定ではありませんが、まだ葉の残る、見事な黄金イチョウが名残りの輝きを見せています。
背景にある御影堂。
落ち葉が織りなすイチョウのじゅうたんが少し西に傾き始めた日差しに照らし出され、黄金の輝きとわかりやすい陰影を形成。
ちょっと中国風味の意匠を感じる経蔵。
経典を所蔵する場所で、江戸時代に天海僧正によって開版された『大蔵経(一切経)』が納められています。
他にも見どころのたくさんあるお寺ですが、紅葉シーズン最後の締めくくりに、銘木を中心に訪ねてみました。
経典を所蔵する場所で、江戸時代に天海僧正によって開版された『大蔵経(一切経)』が納められています。
他にも見どころのたくさんあるお寺ですが、紅葉シーズン最後の締めくくりに、銘木を中心に訪ねてみました。
詳細情報
名称:龍谷山 本願寺
通称:西本願寺
場所:京都市下京区堀川通花屋町下ル門前町60
電話番号: 075‐371‐5181
拝観時間:5:30~17:30 ※季節により異なる
公式HP:https://www.hongwanji.kyoto/
通称:西本願寺
場所:京都市下京区堀川通花屋町下ル門前町60
電話番号: 075‐371‐5181
拝観時間:5:30~17:30 ※季節により異なる
公式HP:https://www.hongwanji.kyoto/
本願寺には通称「西本願寺」と「東本願寺」があり、初代の親鸞から十一代の門主 「顕如(けんにょ)」までは東西本願寺は同じ宗派。西の十二代目が「准如(じゅんにょ)」、東の十二代目が「教如(きょうにょ)」と分裂し、以降西本願寺は浄土真宗本願寺派の本山、東本願寺は真宗大谷派の本山に。
立地的なことで、地元民の間では「お西さん」「お東さん」と区別されています。
今回は阿弥陀堂門から参拝。