【京都ランチめぐり】明治創業の老舗京寿司の絶品箱寿司!花街・祇園や建仁寺にもスグ☆「千登利亭」

おおきに~豆はなどす☆今回は東山区、京の花街・祇園や宮川町、建仁寺にもほど近い場所にある明治創業の老舗京寿司。伝統の技光る、箱寿司をランチでいただきてきました。

目次

4代続く創業明治32年の京寿司老舗

東山区、祇園や宮川町にもほど近い、団栗橋東側にある京寿司の老舗。この日ランチ難民になり、どこか通し営業してるお店はないかと、こちらへ。まあ、久々に京都らいしお寿司が食べたいということもありましたが。

こちらのお店は明治32年創業で4代続く京寿司店。

最近は回転寿司の普及で、どちらかというと江戸前系のにぎり寿司を食べる機会が増えました。小さい時はお寿司といえば箱寿司や棒寿司、巻き寿司の方が食べる機会圧倒的に多かったんですが。

店内はこじんまりとした雰囲気で、テーブル席、カウンター席あり。

で、場所柄なのかガイドブックに載っているのか、私以外は全て外国人客でした。考えてみると、江戸前風にぎり寿司は世界標準ですが、押し寿司や棒寿司って、ローカル寿司ジャンルなんで、ある意味珍しいのかも、と思ってみたり。

メニュー。京寿司、箱寿司や鯖寿司、巻き寿司など一通り。

おいなりさんやちらし寿司、もちろんにぎり寿司もあります。

巻き寿司各種。鉄火巻美味しそう!

季節限定メニューも。蒸し寿司もあり。

汁物、ドリンク類も。

時期的に祭りシーズンなんで鯖寿司食べるのが京都流なんでしょうが、今回はいろいろ食べたかったのと、比較的お値ごろだった箱巻寿司1350円を注文。もちろんお寿司はテイクアウト可能。

店内は秋仕様。鈴虫の手ぬぐいですかね。飾られています。

そして、壁には細かく包丁切りした細工の施されたバランが。
こういうの、きっと外国人観光客の人にかなりウケると思います。いや、日本人の私が見てもスゴイと思いますが(笑)

で、テーブルになぜか黒主山のうちわ。場所的に全然離れていますが。

きっと、こちらの包丁は錦市場の老舗刃物・有次さんのを愛用されてるんだろうな、と納得(笑)

しばらくして登場の箱巻寿司。赤い千鳥マークの入った黒いお盆に乗って。あらかじめ緑茶も添えられて。

織部のお皿にお寿司の色目が映えます。

ここにもバラン細工が飾れています。素敵すぎる一皿。

まずは箱寿司。これ、子供の頃大好物でした。甘いタレがいいんですよね。

最近では、鱧寿司というとかば焼きを棒寿司や箱寿司にしたものという認識ですが、私的にはこのみじん切り状態でやわらかくした鱧の身に、たっぷり甘ダレのついたやつだと思っているんですが(笑)

久々に一口。ウマッ!

太巻き寿司。なんという美しさ。この配色の美意識。中央に寿司屋の玉子焼き、椎茸煮、三つ葉、まわりにかんぴょうの具材を職人技できれいに巻かれています。

寿司飯にしっかりと寿司酢が効いていい塩梅。

さらに海老と鯛の昆布締めですかね。2種乗せ。しかも透けて見えるのは木の芽。これがいい風味を与えて美味。

こっちは穴子ですかね。脂ものってとろける美味しさ。

ほぼほぼ正円くらいな、寿司飯の幅均一な。切り口もきれいに。
全ての道具の手入れ、扱いが行き届き、こうして寿司の出来栄えに反映されていることがわかります。

海老と玉子焼き。目にも美しい。

お寿司屋さんらしい御湯呑。
でも、よくよく見ると、いわしって魚へんに弱いじゃなかったっけ。魚へんに安いって(笑)

とうよう漢字ちがい(笑)こんな茶目っ気ある御湯呑あるんですね。

いや~満足でした。こんなにきっちりとした仕事ぶりの職人技光る京寿司。ある意味にぎり寿司よりもコスパもよく、満足度高いかも、と。灯台下暗しでその価値を再発見。また食べたいです。

ヨ~イヤサ~♪

千登利亭 への口コミ

詳細情報

店名:千登利亭 (ちどりてい)
住所:京都市東山区団栗通大和大路西入ル六軒町203
TEL:075-561-1907
営業時間:11:00~20:00
定休日:木曜日
公式サイト:http://www7b.biglobe.ne.jp/~chidoritei/index.html