予約必須!独特のセンスが光る孤高のイタリアン「センプリチェ」【京町家】

酒処伏見区は中書島になぜだかある孤高のイタリアン「センプリチェ」。

目次

イケメンシェフと美人の奥様の2人で回されているスタイリッシュ系京町家こじんまり店。現在ディナーコースは2種、¥7400と¥10000になっている。
人気店のため要予約、飛び込みではほぼ入れない。

店内はカウンターに6席、4人掛けテーブルが1席。

驚きの11皿によるコース編成

当日メニュー。驚くべき皿の数ですな・・・。パスタが3種に魚に肉、デザートも当然ありますので全11皿というコース編成。

まずはおもてなし。氷魚(鮎の稚魚)とジャガイモをプレスせんべい的にふわパリッと焼いて、上から香草をパラリ、という面白い一皿。ああ、もう春なのか!的な
ワイングラスは¥900~¥1300のプライスゾーンで赤白3種。それにこだわりの日本酒が色々置かれているのだ。シェフ曰く、休日はほぼ和食屋さん巡りをしているとのこと。

センプリチェにやってきた!とニコニコしてしまう一皿。非常に脂が乗った鰤カルパッチョに合わせるのは、ウドのソルベ、新玉ねぎのジュレソース、紫蘇の新芽という布陣。酸味はほぼ無しで、非常に押さえた素材感満載なお味。旨いです~。

お箸があるので、大体お箸で頂いてしまうのですが、カトラリーがテーブルの引き出しにあるので、そちらでも。

これもセンプリチェに来た~と嬉しくなってしまうサラダ。デコポンのソルベ、それに下に敷いてあるのがグリーンピースのぽてっとしたソース。葉野菜・茹で野菜がバランスよく。柑橘系の酸味で生野菜よりも野菜らしく頂ける感じ。。このサラダを好むか?でこのお店の評価が大分変わりそうな、代表作メニュー。

パンも美味しくて、3/12に移転&カフェ併設された長岡京のCINQ製。

パスタは3種、魚・肉と・・

パスタその1。トルテッリなる肉詰めパスタ。上のほぼ半生なホワイトアスパラスライスに木の芽の香りが驚くほどの一体感を見せる一品。人参を使った甘いソースも素敵です。

魚の皿。桜鱒はコンフィなのか非常に軽い火入れ、新筍のソテーと山葵菜、ソースはグリーンアスパラクリーム。塩加減絶妙・・、泣きが入るお味でした。

上に芹と蕗が乗っていてなんだかわからないので箸でリフトアップしたタリオリーニ。魚は叩いた生の金目鯛! オイル系パスタなのですが香り高き青海苔が支配的。これもなんとも凄みのあるお味ですな~。。エグ旨し!

丸い葉っぱは、最近ちょくちょく見かけるナスタチウム(キンレンカ)なる香草で、山葵のような刺激があります。幅広麺のタリアテッレを軽いカルボナーラ的クリームソースで和えてあるのですが、それにこれでもか!を旨みを加えるのは軽く干した?ホタルイカと、コノワタ。いやー、いうことありませんです、はい。

非常にしっとり焼きあがった埼玉産だといううずら。高知産塩トマトは軽くマリネに、越冬ジャガイモはなんだか非常に甘い。。これも超!ウマ。

デザート前の〆にリゾットが出てくるのがこのお店のお決まり。以前はチーズリゾットだったのですが、今回はイイダコのリゾット。米とイイダコが半分半分、というところ。

なんだか超!充実したディナーだよね!と大満足なのだが、甘いものもイケてます。

ドルチェもぬかりなし

これは開店当初からの大定番なキャラメルのジェラートと濃厚プリン。一緒に食べると、これまた上等なプリンだねぇ~なお味。

春満載~な、桜が香るジェラートとホワイトチョコクリーム、氷イチゴ。これは見た目以上にさっぱり。エディブルフラワーの苦さが面白い。

小菓子とお茶を頂いて充実ディナー終了。

京野菜を使ったイタリアン数あれど、このお店の野菜使いは非常に独特。御馳走さまでした、また季節代わりに来たいと思います。

センプリチェの感想

センプリチェ 店舗情報

店名:リストランティーノ センプリチェ 
住所:京都市伏見区表町582-1
営業時間:11:30~15:00(LO13:30) 18:00~23:00(LO21:00)
定休日:月・火曜日
TEL:075-605-4166