ひっそりとたたずむ山科の隠れた桜名所
ちなみにこちらは大石神社の枝垂桜の様子。見事な大樹で、散り始めでした。
お隣にある大石神社が忠臣蔵でおなじみの赤穂浪士・大石内蔵助を祀る神社であることからも察することができますが、こちらにはかつて大石内蔵助の邸宅があった場所。
境内には大石内蔵助の遺髪塚があり、さらに忠誠堂(納骨堂)があります。
境内には大石内蔵助の遺髪塚があり、さらに忠誠堂(納骨堂)があります。
さらに本堂へつながる石段。大きな枝垂桜が張り出し、お寺の方の話ではもうピークが過ぎ散り始め。石段をピンク色に染めていました。
境内はこじんまりとしたスペースの中にコンパクトに手水舎、鯉の泳ぐ池の石橋の先には茶室。なんでも大石内蔵助の屋敷の古材を使用して建てられたんだとか。
そして文久年間(1861~64年)に再建された本堂には、ご本尊・不動明王が祀られています。毘沙門堂には赤穂浪士・四十七士の木像を安置。さらに宝物殿には大石内蔵助が使用した文机や鍵付き貴重品箱などのゆかりの遺品が保管されています。
参拝後、石段を下がった脇に観桜スペースになるお庭が設けられていて、ベンチなどもありもっと早い時期に来ていたらこんな場所でゆっくりお花見もできていたのかな、と。大樹の枝垂桜。
時同じく、終盤を迎えている椿の花が艶めかしく地面を赤く染めていました。桜のピンクと椿の赤が散ったとはいえ華やかさを与えていました。有終の美、あと数日は楽しめる様子でした。
詳細情報
名称:岩屋寺
場所:京都市山科区西野山桜ノ馬場町96
電話:075‐581‐4052
場所:京都市山科区西野山桜ノ馬場町96
電話:075‐581‐4052
創建の年代など詳細は不明ですが、古くは天台宗寺院で代々尼僧が住職を務めたお寺であったと伝わっています。