鍾馗(しょうき)さん
どこにいるの?
鍾馗さんは祇園、上七軒、宮川町といった花街にたくさんいます。
舞妓さんや芸妓さんを抱える女性の多い世帯を守るため、また「鍾馗」と「商機」の読みが同じことから商売繁盛の願いも込められています。
舞妓さんや芸妓さんを抱える女性の多い世帯を守るため、また「鍾馗」と「商機」の読みが同じことから商売繁盛の願いも込められています。
伝統の技術で生み出される鍾馗さん
現在、鍾馗さんを作っている職人さんは京都でただひとり。
伏見区の浅田製瓦工場にて生産・販売されています。
伝統の「京瓦」の生産を受け継ぐ工房でつくられる鐘馗さん。最近はメディアにも多く取り上げられ、注文も増加しているとか。
伏見区の浅田製瓦工場にて生産・販売されています。
伝統の「京瓦」の生産を受け継ぐ工房でつくられる鐘馗さん。最近はメディアにも多く取り上げられ、注文も増加しているとか。
浅田製瓦工場ショッピングサイト【京瓦.com】|鍾馗・鬼瓦・家紋など鬼師浅田晶久作品を販売
浅田製瓦工場の京瓦鬼師浅田晶久が作りだす京瓦作品の販売。京都の守り神鍾馗(しょうき)さんや鬼瓦など他では手に入らない商品ばかりです。
京都で唯一、鍾馗さんを作られている「浅田製瓦工場」のHPです。
ユニークな鍾馗さん
中にはユニークな鍾馗さんも。
こちらは清水寺もほど近い、五条坂の陶器屋さん。そこには陶器屋さんらしく土瓶を持った鍾馗さんが!
こちらの鍾馗さん、ご店主が自身で作られたのだという。
こちらは清水寺もほど近い、五条坂の陶器屋さん。そこには陶器屋さんらしく土瓶を持った鍾馗さんが!
こちらの鍾馗さん、ご店主が自身で作られたのだという。
日本で唯一の「鍾馗神社」
同じく清水寺近く、五条坂は若宮八幡宮の境内に、日本で唯一鍾馗さんを祀る神社があります。
まだ建立して数年ですが、毎年「鍾馗祭」を開催して鍾馗さん文化を発信する拠点となっています。
御神体は約140cmの特大サイズ。迫力満点です。
この地域は「京都で最も地獄に近い場所」ともいわれ、そのためか家を守る鍾馗さんもたくさん見られます。
まだ建立して数年ですが、毎年「鍾馗祭」を開催して鍾馗さん文化を発信する拠点となっています。
御神体は約140cmの特大サイズ。迫力満点です。
この地域は「京都で最も地獄に近い場所」ともいわれ、そのためか家を守る鍾馗さんもたくさん見られます。
見上げれば、そこには・・・
京都のまちを長らく守ってきた鍾馗さん。
京都のまちを歩くときは、いつもより目線を上げてみてください。
ふとした鍾馗さんとの出会いが、京都の人々の思いを感じさせてくれます。
京都のまちを歩くときは、いつもより目線を上げてみてください。
ふとした鍾馗さんとの出会いが、京都の人々の思いを感じさせてくれます。
悪霊などが家に入ってくるのを防ぐため、江戸時代の後半頃から屋根に鍾馗さんを置く習慣が生まれました。
鍾馗さんは瓦で作られており、長いもので100年以上置かれているものもあります。
京都の街のあちこちで見ることができます。街歩きをしながら、目線を上げてみると鐘馗さんとの出会いを楽しむことができます。