【京都紅葉】高雄山の古刹 紅葉の名所「神護寺」の秋色をチェック

高雄山の中腹に拓かれた遺迹本山「神護寺」は、言わずと知れた紅葉の名所です。京都市内の紅葉がなかなか進まない今日この頃、山間の紅葉はどうかとチェックして参りましたので、その様子をご報告いたします。

目次

紅葉の名所にして三尾の筆頭「神護寺」

神護寺のある高雄地域には、同じ真言宗のお寺としてさらに西明寺と高山寺があります。
いずれも山間にあるお寺ですが、神護寺のある高雄山、西明寺のある槙尾山、そして高山寺のある栂尾山は合わせて「三尾」と呼ばれ、「三尾の紅葉が色付くと、京都の紅葉が始まる」と、その秋色の様子が注目されています。

2024年は残暑が長引き、京都市内はなかなか紅葉が進みません。
そこで10月最後の日曜日に神護寺の秋色はどうかと様子をうかがってきました。

秋色の兆しを発見

山の中腹にある神護寺は市内より気温が低く、ひんやりとしていました。
そのおかげか、市内ではまだ見られない秋色の兆しを見つけることができました。

明王堂

明王堂を囲む紅葉の若木は色付きが始まっていました。

紅葉は若木ほど色づきが早いと言われています。
おかげで緑・黄・赤と今しか見れない錦色を堪能することができました。

金堂

金堂に続く大階段は左右の紅葉が進んでいました。

しかし金堂の周りはまだまだこれからといった感じです。

美しい青紅葉とは出会えましたが、やはりこれらの青紅葉が真っ赤に燃え上がる様子が待ち望まれます。

多宝塔

多宝塔の周囲も、まだ緑が眩しい青紅葉でした。

やがて真っ赤な紅葉の雲海から、多宝塔を見上げる日が待ち遠しいです。

錦雲渓

「からかけ投げ」で人気の「錦雲渓」の様子です。
秋色が深まるにはいましばらく時間が必要のようでした。

秋の訪れが確かに近づく

それでも神護寺では幾つも秋の紅葉色を楽しむことができました。

今年も猛暑の影響で、一部で葉が色付く前に枯れ落ちてしまっている箇所もありましたが、この時期ならではの緑・黄・赤の錦色を楽しむことができました。

これからは一日ごとに秋色も深まると思いますので、ぜひ一度、神護寺に足を運んでみてはいかがでしょうか?

基本情報

<神護寺>
 ◇拝観時間
  ・09:00~16:00(年中無休)
 ◇拝観料(一般/団体/身体障害者)
  ・大 人 1000円 / 800円 / 500円
  ・大学生 1000円 / 800円 / 500円
  ・高校生 1000円 / 600円 / 500円
  ・中学生 1000円 / 600円 / 500円
  ・小学生 500円 / 400円 / 400円

アクセス

 ◇所在地
  〒616-8292
  京都市右京区梅ヶ畑高雄町5番地
  tel.075-861-1769 fax.075-862-0354
 ◇電車
  ・JR:京都駅よりバスで50分 高雄下車 徒歩20分
  ・阪急:烏丸駅よりバスで45分 高雄下車 徒歩20分
  ・阪急:四条駅よりバスで45分 高雄下車 徒歩20分  
 ◇バス
  ・京都市バス 高雄より 徒歩20分
  ・高雄京北線 高雄より 徒歩20分