陰陽道に基づいた平安京・東の守護神
桓武天皇が延暦13年(794)平安京を造営した際、御所の守護として、四方に素戔嗚尊を主祭神に祀り、そのうちの東の守護神。相殿に関白藤原兼家を祀る。
境内。
特に平安京の東、三条口は京の七口の一つで交通の要衝にあたり、邪霊の侵入を防ぐ意味でも重要視されてきました。
特に平安京の東、三条口は京の七口の一つで交通の要衝にあたり、邪霊の侵入を防ぐ意味でも重要視されてきました。
古そうな手水舎ですが、この日はかなり冷え込む京都で、水が凍っていました(驚)
このあたりに建てられた藤原兼家邸は応仁の乱で荒廃しましたが、東三條社として名跡を留めています。こちらは天満宮となり、御神牛像もありました。
こちらが本殿。
本殿左手には枝を切り落とされつつ、かなりの巨木。
樹齢800年と伝わるイチョウの大樹があり、こちらも信仰の対象に。かつては鵺(ぬえ)の森とも呼ばれ、源頼政の鵺退治の伝説を偲ばせます。
それ以外にも、境内にはかなりの樹齢を重ねたであろう大樹があり、どれも途中で切り落とされているのが目立ちましたが。
なんでも3年前の台風24号被害により、境内にあった樹齢数百年の御神木が倒れ、拝殿や東三條社他、直撃倒壊する被害も経て、今の様子の境内に。
なんでも3年前の台風24号被害により、境内にあった樹齢数百年の御神木が倒れ、拝殿や東三條社他、直撃倒壊する被害も経て、今の様子の境内に。
さらに神馬舎も。
その歴史の古さを随所に感じ取れます。三条通の喧騒を余所に、ひっそりと今も都の守護を務める神社です。
つい最近、一条通にある星神・方位の神様『大将軍八神社』について調べているうちに、ここの神社の存在を知って訪ねてみたくなり、今回初参拝。