季節の花・桔梗が開花中!大河ドラマでも注目の陰陽師祀る神社
上京区堀川一条上ル。陰陽師で知られる安倍晴明公を祀る神社『晴明神社』があります。現在放映中のNHK大河ドラマ『光る君へ』にも登場する安倍晴明公。
さらに後の時代、この場所には茶の湯で知られる茶人・千利休の屋敷があり、利休が使った井戸もここにあったと言われています。豊臣秀吉に振舞った最後のお茶も、このお水を用いたとか。洛中名水の一つにも数えられます。
この日はいよいよ暑さが本格的になってきた京都。そろそろ境内の桔梗が開花している頃か、とやってきました。そしてこの日は平日でしたが、安倍晴明人気を反映してか多くの方が参拝されていました。6月11日の様子。
手水舎には、神社の神紋のモチーフでもある桔梗。造花ではありますが、飾られています。
その傍らには『晴明井』。井戸には神社の神紋『五芒星』が描かれ、注ぎ口がその年の恵方を指し、毎年向きが変わります。
これは以前に撮影したものになりますが、鳥居をくぐると塀重門があり、その扉部分に飾られている五芒星が鏡状になっていて、時間帯によってはこんな風に日光を反射し、地面にも星形を描きます。そして、そこに立って自分の影に星を宿らせると、晴明パワーをいただいたような気分になれます。
神紋・五芒星は桔梗を基にデザインされ、別名『晴明桔梗』とも言われ、桔梗は神社を象徴する花とも言えます。
神紋・五芒星は桔梗を基にデザインされ、別名『晴明桔梗』とも言われ、桔梗は神社を象徴する花とも言えます。
本殿には御祭神・安倍晴明公が祀られ、その像もあります。
境内には、まだ咲き始めといったところですが、桔梗の花がちらほら。これからさらに開花が進みそうな様相です。
授与所では御守やお札などいろいろありますが、桔梗のデザインの御守や御朱印などもあります。
授与所内には多くの有名人の絵馬が飾られていますが、ちょっと懐かしいところではオリンピック男子フィギュアスケート出場の羽生結弦選手が参拝に来られた際、奉納された絵馬。他、現在京都市京セラ美術館にて特別展開催中の芸術家・村上隆さんの絵馬も。
そして、大河ドラマでもストーリーのキーパーソンとして登場するユースケ・サンタマリアさん演じる安倍晴明公。今後の行方にも注目しつつ、参拝したい神社ですね。