【京都山科】古墳ファン大コーフン!京都市内で一番古い天皇陵☆天智天皇山科陵「御廟野古墳(ごびょうのこふん)」

京都・山科にある京都では一番古い天皇陵。しかも、市内でも珍しい形状の古墳なんだとか。ぶらり散策に行ってきました。

目次

山科・地下鉄御陵駅を東へ。
御陵(みささぎ)という地名もここからきているんでしょうね。大化の改新を主導した人物・中大兄皇子、のちの天智天皇山科御陵。

天智天皇が皇太子時代に日本で最初の水時計を作ったと言われていることから、入り口の左手にはこんな日時計モニュメント。

いろいろ宮内庁からの注意書きが

広大な敷地に、まっすぐに伸びた一本道。時折野鳥の鳴き声がしますが、とても静かな空間。

さらに進むと鬱蒼とした緑が広がります。

石畳の道をさらに。ようやく門が見えてきます。ここまでずっと一本道が続きます。

古墳の中でも珍しい八角墳

ようやく、開けた空間に。

こちらが天智天皇山科稜。
他府県の友人から、京都の天皇陵の数の多さに驚き!と言われ、地元民としては特に客観視することがなく、別段不思議にも思わなかったんですが、どうも日本一天皇陵の数は多いみたいですね。宮内庁の天皇陵一覧から数えてみると。

市内の天皇陵の中でも、この天智天皇陵が一番古く、さらに珍しい八角形の古墳なんだそうです。これ。森林で覆われて、上空からみてもちょっとわからないんですが、最近の調査で上円下方だと思われていたものが、八角形だったんだとか。

特に山科にゆかりのないと思われる天智天皇が、なぜこの地に御陵を作ったのかは、諸説あるようです。暗殺されてその場所がここだったとか、山科で狩りをするのが気に入ってたとか。

一本道以外のスペースは、ほぼ原生林のような雰囲気で多少一人でここに来るのも不安を覚えるんですが(笑)

これも、八角墳の名残なのか、緩やかに丘陵になっています。ただの天皇陵だと思ってたら、そんな珍しい形状の古墳だったことに驚き。ちょっと京都の古墳事情を調べてみたくなりました(笑)

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