幕末三大新宗教の一つ
鳥居の両脇に、こんな備前焼の逆立ちした狛犬。全国的にも珍しく、ちょっとインスタ映えする狛犬でもあり。逆立ちしてるのも珍しいですが、備前焼というのもさらに珍しいですね。
黒住宗忠は岡山県岡山市にある今村宮の神官で、江戸時代に教派神道、神道十三派の一つとして黒住教を開く。そういう流れもあり備前焼なんですね。
石段の両サイドには桜の葉が茂り、春は桜の名所としても知られるこの石段。
石段を登りつめると、さらに鳥居。「宗忠鳥居」と呼ばれる鳥居で、「神明鳥居」の代表的な形式の一つ。
その脇にある狛犬はわりと一般的なタイプです。
拝殿へ行く前に、ますこれが目に留まり。
御手水舎はもちろん別にあるんですが、『神井』とあります。
御手水舎はもちろん別にあるんですが、『神井』とあります。
御手水舎以上に立派な造りの井戸。
黒住宗忠の第一の弟子、赤木忠春の発案により掘られた井戸で、渾身の祈念によって一夜に真清水が湧き出たと伝わる霊験あらたかな井戸。ご神前へのお供えの水は、この神井戸の水が使われ、一般の立ち入りは不可。
黒住宗忠の第一の弟子、赤木忠春の発案により掘られた井戸で、渾身の祈念によって一夜に真清水が湧き出たと伝わる霊験あらたかな井戸。ご神前へのお供えの水は、この神井戸の水が使われ、一般の立ち入りは不可。
さらに一段高い場所にかなり大きな拝殿が。入母屋造・銅葺で、梁行五間(9m)桁行10間(18m)の拝殿。
そしてこれもかなり特徴的なんですが、2つの本殿を臨む拝殿。
まず左側には黒住教の教祖・黒住宗忠を祀る本殿。
さらに宗忠神社本殿の右隣りに並斎されるのは、天照大御神を祀る神明宮本殿(神明造・銅葺)。
で、黒住教て何かで見たな、と考えていて、思い出したのが画家横尾忠則氏とゆかりのある宗教だったな、と。
横尾氏の御実家が黒住教を信仰されていて、その教えが独特。教祖・黒住宗忠は一生を通じて『アホ』になる修業をされてたという。横尾氏の著書にも登場。
で、黒住教て何かで見たな、と考えていて、思い出したのが画家横尾忠則氏とゆかりのある宗教だったな、と。
横尾氏の御実家が黒住教を信仰されていて、その教えが独特。教祖・黒住宗忠は一生を通じて『アホ』になる修業をされてたという。横尾氏の著書にも登場。
神社から吉田神社へ続く道もあり。ちょっと山登り感覚も味わえる神社です。
宗忠神社 へのツイート
京都🌸宗忠神社⛩
— りんご (@17_rinrin) July 17, 2019
(むねただじんじゃ)
真如堂のお向かいです。
逆立ちの狛犬😊🍃。 pic.twitter.com/ksOmS1iFPn
江戸時代末期に開かれた黒住教の教祖・黒住宗忠を祀る神社。黒住教は幕末の三大新宗教の一つに数えられ、他には天理教、金光教があります。
安政3年(1856)に朝廷より「宗忠大明神」の神号を下賜。そして文久2年(1862)創建。