祇園にオープン☆”夜の帳にフィットする珈琲店”「bande à part」【京都・祇園四条】

祇園ユニバース会館の2階、1番手前の白い扉☆以前のバー「HAKU」の文字がかろうじて読めるドアを開けると極上の落ち着ける珈琲空間が広がります☆

目次

”勇気あるドア”を開けて

飲みに行って珈琲飲みたくなる時もある。

気分が高揚している時も、また訳あって気持ちが沈みがちの時も。
珈琲が演出する時間はそれだけ特別なもの。

でもどうせだったらそれに相応しい空間でいただきたいところ。

ここは祇園。
いかにもな街並みの風景に溶け込んで大切に守られている空間があります。

まあ、酔った勢いで入ろうとする猛者もいらっしゃるだろうけど。
このドアを開ける勇気はなかなか無いですね。

もちろんちゃんとSNSで営業日・時間は告知されていますから確認した上で行くのは全く大丈夫。

「HAKU」は以前のバーの名前です。

写真はまだ明るめに写ってますが実際はかなり暗い。

15時からのオープンが主ですが、外が明るいうちから入店するとしばらく目が慣れなくてほぼ見えない。
でも店主の柔らかい笑顔が確認できてホッとします。

暗さに目が慣れてくるといろいろ分かってきます。

ネルドリップによる抽出。
壁には手回しの焙煎機。
分銅を使ったスケールなど。
なるほど。
東京にあった伝説のあのお店のスタイルをオマージュされている事が分かります。

東京の表参道、38年続いた名店。
2013年、ビルの取り壊しによって惜しまれつつ閉店した「大坊珈琲店」。
ほぼ間違いなくそのスタイルを踏襲されていますね。

貼ってある黒い紙がメニュー。
わかりにくいですが左上の1番から5番までがブレンド。
豆量と抽出量で選ぶのです。
4番の15g、150cc抽出がいちばん一般的なレシピになります。

このスタイルも同じですね。

立地と入り口のハードルがとても高いように感じますが、丁寧にSNSで告知されている様子を知れば安心してうかがうことが出来ます。

東京の「大坊珈琲店」は筆者自身も未経験ですが、その魅力をうかがい知ることが出来ると思います。
現代の珈琲の方向性とは対局にある珈琲文化。
決して伝説としてではなく、具現化されて行こうという継承者がここにもいらっしゃいます。

基本情報

■店舗名    bande à part

■住所     京都市東山区富永町138 京都 祇園ユニバース会館2階1番手前の白い扉

■営業時間   13:00〜22:00

■定休日    火曜日+不定休

■詳細ページ  https://www.instagram.com/bande___a___part/