五山送り火と千日詣り
千日詣り
清水寺の千日詣りは、8月9~16日の間、参詣する事が出来ます。千日詣りとは、一日の参詣が、千日分の功徳に相当すると伝わります。中々参拝出来ない人にとっても、有難いお参りだと思います。
期間中は、本堂の内々陣の特別拝観が行われています。内々陣は、薄暗く荘厳な雰囲気の中、ご本尊御前立の千手観音や、毘沙門天や不動明王、二十八部衆など、数々の仏様にお参りする事が出来ます。ろうそくなどの授与があり、無病息災などをろうそくに書き入れ、祈願する事が出来ます。
千日詣り期間中の8月14~16日に、夏の夜間特別拝観が行われています。(6:00~21:30、21時受付終了)わずか3日間だけの貴重な機会です。その間、ライトアップが行われています。青もみじのライトアップと思っていましたが、千日詣りのライトアップとして行われているようです。
少し暗めですが、青もみじもライトアップされていて、美しかったです。20時前まで慈悲の光(ブルーのライト)も点灯されていました。慈悲の光は、観音様の慈悲を表しているそうです。
ご本堂を真下から。幻想的です。
清水寺の三重塔は、国の重要文化財として、1966年に指定されました。高さは31メートルあり、日本最大級だそうです。そびえ立つ感じが、また幻想的に感じます。
ライトアップされた西門です。国の重要文化財として、1908年に指定されました。西門までの階段にも行灯が置かれ、朱色がより華やかに見えます。
五山送り火
京都に夏の終わりを告げる、「京都五山送り火」。画像は清水寺から見る船形です。
五山送り火とは、8月16日、お盆に帰ってきた先祖の霊を送り出し、無病息災を祈願する、京都夏の風物詩です。京都市登録無形民俗文化財登録されています。
五山とは、東山の「大文字」、松ヶ崎の「妙法」、西賀茂の「船形」、大北山の「左大文字」、嵯峨仙翁寺山の「鳥居形」に火が灯ります。
五山送り火とは、8月16日、お盆に帰ってきた先祖の霊を送り出し、無病息災を祈願する、京都夏の風物詩です。京都市登録無形民俗文化財登録されています。
五山とは、東山の「大文字」、松ヶ崎の「妙法」、西賀茂の「船形」、大北山の「左大文字」、嵯峨仙翁寺山の「鳥居形」に火が灯ります。
清水寺では、かなり小さ目ですが、船形と左大文字、鳥居形を見送ることが出来ます。20:10頃、船形に火が灯り、20:15頃左大文字の火が灯りました。
20:20頃、鳥居形に火が灯りました。今年は雨模様だったので、距離のある清水寺からは、かなりかすんでいました。鳥居形の火床数は108基、大きさは、縦76m、横72mだそうです。起源には諸説あり、現在もはっきりは分かっていない様ですが、鳥居の形から愛宕神社との関係も考えられています。
西門付近より見た、送り火です。かなり小さいですが、仁王門屋根の左手に左大文字、更に左手に鳥居形を望むことが出来ます。雨が降っていたにもかかわらずツアーの方が来られていたり、思っていたより多くの方が来られていました。
送り火に火が灯っている間、鐘の音が鳴り響いていました。送り火からは離れていますが、鐘の根と共にお見送り出来ました。
鐘は、一般の方が鐘をつけるようです。かなり多くの方が並んでおられたので、二人一組でついておられたようです。
鐘は、一般の方が鐘をつけるようです。かなり多くの方が並んでおられたので、二人一組でついておられたようです。
今回は、千日詣りと五山送り火を紹介しました。今年は、送り火点火時間直前まで雨が降り、開催されるか?遠い清水寺から見送れるか?心配しましたが、無事に開催された事を嬉しく思います。五山送り火の開催に際して、ご尽力された保存会と関係者の皆様には、心より感謝したいと思います。来年も開催されるように、願いたいと思います。
清水寺 on YouTube
清水寺 千日参り ライトアップ
清水寺千日参りライトアップの様子です。良かったらご覧くださいm(_ _)m
via www.youtube.com
千日詣りが出来て、五山送り火を見送れるので、清水寺へ参拝しました。