2023年12月19日 更新

【京都ランチ】映画『飛んで埼玉』登場のご当地グルメとは一体?北野天満宮門前店「田舎亭」

おおきに~豆はなどす☆今回は上京区、北野天満宮門前にある古いお店。そこで、映画『飛んで埼玉』でも紹介されたご当地グルメを見つけ、食べてきました。

寒い日に食べたい☆映画にも登場した滋賀ご当地グルメとは?

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絶賛公開中の大人気映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』。前作は関東を中心としたストーリーでしたが、今回は前作同様に関西版のご当地ネタ、いやdisりネタ満載の内容(笑)

すでに鑑賞済の友人から、関西人ならぜひ観に行ったほうがいい!と薦められ、先日行ってきました。ネタバレになってしまうので詳細は差し控えるとして、関西人なら誰しもわかるdisりネタの数々。ぜひご覧ください(笑)

そんな映画の作中、滋賀を表現するワードのさまざまな幟になっていて、その大半は『高島町』『愛東町』『湖北町』などの地名になっていたわけですが、そんな中とある異質ワードを発見。恐らく大抵の人は皆スルーするような平仮名の凡庸ワード。それを目ざとい私は見逃さなかった!!キリッ

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その映画に登場したグルメをいただこうと、こちらへ。

学問の神様・北野天満宮門前にある老舗『田舎亭』。創業年数は不明ですが、うどんそば丼、寿司などを提供する古くからこの地にあるお店。そして、こちらの名物は北野天満宮にちなんだ『紅梅そば』。

本来なら紅梅そばを食べるべきなのですが。
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店内は鰻の寝床式に細長い間取りになっており、テーブル席のほか、小上がりの座敷席もあります。古い佇まいの内装で、お店自体は築400年ほどの京町家改装とか。古いお店であることは間違いありません。
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門前食堂的雰囲気で、麺類はうどんそば、他丼、お寿司などもあります。
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そんな中、映画でも紹介された滋賀ご当地グルメ『のっぺい』。こちらでは『のっぺ』になっていますが。

『のっぺい』は関西でも割と古いうどんそばのお店のメニューに今も存在し、それは滋賀に限らず関西圏で見かけられるご当地メニューとも言えます。

もともと『のっぺい(のっぺ)』は新潟県の郷土料理で、里芋を主材料とし、野菜やきのこなどを薄味で煮たものにとろみがついているもの。それが滋賀ではうどんの一種『のっぺいうどん』 として、明治時代に長浜市のうどん店により考案。琵琶湖から吹く冷たい風をしのぐため、様々な野菜の具材とあんかけになったうどんで、関西圏でも人気を博してブームになったんでしょうね。
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そんなのっぺいうどんがこちら。確かに具沢山で見た目にもわかる強めのあんかけ。
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まずはお出汁。ぽってりとしたあんかけになっており、ちょっとやそっとでは冷めないような、そんな熱々のあんかけ。しっかりと出汁感が効いてます。
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うどんは京都らしいちょっと細めの柔らかい京うどん。あんかけとの絡み具合も抜群。
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身体を温める、おろし生姜もたっぷり。
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で、特にこちらのお店は具材がたっぷり。こちらは冬菇椎茸。椎茸の旨味がしっかり。
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海苔も入って磯の香り。
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かまぼこはデフォですね。
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ちょっとオリジナルなところでは、えびせんが入ってます。甲殻類のいいお出汁にもなっていました。
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梅の名所、北野天満宮門前ということで、欠かせない梅麩。
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さらに薄焼き玉子も。このほか、えのき、三つ葉など、彩りもいい具沢山具合。
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最後お汁も全て飲み干し、完食完汁ゴチ!身体がぽっかぽか。

元々は滋賀発祥ののっぺいうどんですが、底冷えのする京都でも冬場なら特に人気のメニューだったことだろうな、と。それが、今でも京都市内にある古いお店のメニューに存在します。

映画ではそれぞれの府県同士が対立構造になってましたが、グルメの上ではボーダーレス。そんな古くから存在する関西グルメ、お試しあれ!そして、これから『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』を観る方は、どのシーンか探してみてください(笑)ヨ~イヤサ~♪

詳細情報

名称:田舎亭
場所:京都市上京区今小路通御前通西入紙屋川町829
電話:075‐461‐4225
営業時間:10:00~17:00
定休日:木曜日
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