2024年2月21日 更新

【京都和食】2024年最注目、日本料理の新店!予約困難になる前に伺いたい「よこい」

名店で修行を重ねた実力派の若手料理人が五条烏丸近くに日本料理店をオープン。2024年最注目の新店です。

五条烏丸近くに注目の日本料理店がオープン!

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五条烏丸近く、高倉万寿寺にたたずむ日本料理店「よこい」。2023年12月オープンの新店。風情ある町家を大胆に改装されました。

四条烏丸に比べてると、この辺りは落ち着いた印象を受けますが、個性的な飲食店も増えてきて注目のエリアです。
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それでは店内へ。暖簾をくぐると、そこには広々とした玄関。
靴を脱いでお席へ。
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美しいカウンター席で、内庭があり奥行ある広々とした店内。
床材にこだわっており、心地のいい感触が特徴的。靴を脱ぐのは、ゆっくりと食事を楽しんでほしいという気持ちから。

ランチは、16,500円~、ディナーは27,500円~
日常使いは難しいですが、特別な日に伺いたいお店です。
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オーナーシェフの横井さんは、和久傳・木山と日本料理の名店で修行、二条 やま岸の料理長を経て、独立された実力派の若き料理人です。

オープン直後の忙しいところ、特別に取材をさせていただきました。

季節を大切にとっておきのお料理

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丁寧に作られた椀物。日本料理の代名詞です。器にもこだわっておられるので、注目してくださいね。
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1月に伺いましたので、新春らしい聖護院大根の白味噌仕立てに。

見た目も美しく、身体にすっと染み渡るような優しい気持ちになれる味わいで、ほっとする美味しさ。

美味しいお出汁を味わうと、日本食に出会えてよかったと再確認しますね。
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続いて、「よこい」の名物メニューの手巻き寿司。

これまでの知識に加え、開店準備期間は錦市場の魚卸店でも経験を積まれ、魚の目利きは相当なものに。
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パリパリの香りのいい海苔に、酢飯を丁寧にのせていきます。所作も丁寧で期待感が高まります。
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トロ、イカを濃厚な黄身であえて、雲丹をそえる名物手巻き「うといあえ」。雲丹、トロ、いかの一文字とったオリジナルメニューです。

最後にわさびをのせて、圧巻の迫力の手巻きが完成。
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特上のネタがたっぷりとのった、これ以上ない贅沢な手巻き寿司です。

一口食べる度に、口の中にひろがる幸福感。雲丹、トロ、イカ、黄身が一体となった記憶に残る美味しさでした。
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続いて、冬の味覚の代名詞、立派な蟹を使った一品。クリアな美しい出汁で、大胆に蟹をしゃぶしゃぶします。
出汁の香りもたまりません。
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蟹のしゃぶしゃぶかと思いきや、蟹味噌をふんだんに使った濃厚な小鍋仕立てに。
見ただけで日本酒が飲みたくなる一品。土鍋もアツアツなので、火傷に注意です。
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大ぶりのプリプリな蟹身に濃厚な蟹味噌のお出汁。出汁というか、ソースのような濃度です。
蟹の美味しさを最大限に活かしたような料理、至福の美味しさ。
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数々の名店で愛されてきた雲井窯で、ごはんを炊き上げます。
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炊き立てのごはんもいれて、雑炊風に。こんな贅沢な仕立てになると、雑炊と呼んでいいのか戸惑うレベルです。
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蟹身も一緒にいただきつつ、一体感の素晴らしい小鍋でまさに贅沢尽くし。辛口の日本酒がすすむ小鍋です。
冬の味覚、蟹を最大限に楽しめる逸品でした。
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丁寧かつ確かな技術に、大胆な食材の使い方をしたお料理で、終始感心しっぱなしの時間でした。

こちらはカウンター席奧の内庭ですが、その奥には茶室もありました。
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2024年、最注目の日本料理店です。横井さんのますますの活躍、進化が楽しみです。
予約困難店になる前に、一度訪れてほしいと思います。

店舗情報

店名:よこい
住所:京都市下京区万寿寺中之町88
電話番号:050-1808-9510
営業時間:12:00~15:00 / 18:00~22:00
※ランチ営業は、火曜・水曜・土曜・日曜のみ
定休日:木曜日
HP:https://kyo-yokoi.com/
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Kyotopi 編集部 Kyotopi 編集部