2021年3月9日 更新

【京都ぶらり】囲碁ファン必訪寺院!戦国三大武将を指南した名僧の墓所も「寂光寺」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は東山区仁王門にあるお寺。戦国三大将軍である織田信長、豊臣秀吉、徳川家康に囲碁指南をした名僧の墓所も。

戦国三大武将に囲碁指南した名僧墓所も

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左京区、東山仁王門を少し西へいった閑静な場所にあるお寺「寂光寺」
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この界隈には比較的小規模な寺院が集中し、このマップで見ると55か所。

戦国武将・豊臣秀吉の都市整備により今の寺町通りにあった寺院が宝永5年(1708年)宝永の大火により、こちらに移転。今回のお寺もその一つ。
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寺門の前にはかなり古そうな石碑があります。『碁道名人第一世本因坊算砂之・・・』と読み取ることができます。ここで『本因坊』て、寺町にもあった記憶がよみがえります。
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案内板にはこうあります。
顕本法華宗の本山。寺伝によれば、天正6年(1578年)に日淵上人により創建された久遠院がお寺の始まり。当時、室町出水にありましたが、豊臣秀吉の命により寺町二条に移転。空中山寂光寺と改称。さらに宝永の大火により、こちらに移転。近年、妙泉山寂光寺と改称したのが今のお寺。
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そして、こちらが宝永の大火前、寺町「本因坊」のあった場所。現在ここには囲碁板のモニュメントが設置され、『囲碁本因坊発祥の地』と書かれています。

寂光寺の塔頭であった本因坊には当寺二世日海(にっかい)がいました。日海は囲碁の名人で、戦国三大武将の織田信長、豊臣秀吉、徳川家康に指南したほど。

これにより、日海は法華宗の発展に大きく寄与し、家康の時代には幕府の碁所(ごどころ)を任され、本因坊算砂(ほんいんぼうさんさ)と改名。本因坊の名は囲碁界で家元(本因坊家、井上家、林家、安井家)となり、世襲制に。
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こちらは大正12年(1922年)碁道本因坊元祖・算砂日海上人没後300年忌の報恩法要と囲碁大会が行われたことを記念し、プロ棋士、囲碁ファンにより建立。
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本堂。
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楼鐘。
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境内、南側に本因坊歴代墓所が。
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中でも、入ってスグの場所にある初代本因坊算砂(日海)上人の墓所。
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囲碁名人のお墓らしく、墓石の周りには碁石が供えられています。多くのプロ棋士、囲碁ファンの参詣によるものでしょうか。

囲碁ファンにとっては聖地的お寺。ぜひ、訪れてみてはいかがですか?

詳細情報

名称:寂光寺
場所:京都府京都市左京区仁王門通東大路西入ル北門前町469
電話:075-771-6962
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